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【BTC分析中級】マイニングコスト(採掘原価)とBitcoin価格 PART1

Bitget

 

 

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マイニングコストってなに?

 

以前、「BTC記録」でマイニングコストにちょっと触れて、そのうち改めてお話するっていったぬき。今回、その話をしようと思うたぬ。

tanubit.hatenablog.com

注意:

このブログではあくまでトレーダー目線で、価格変動に対する影響力って分脈から捉えているたぬ。

だから技術的な細かい話は省略するたぬ。というか、環も技術的な話はあんまわからんたぬ。そのあたりはブロックチェーンについての本などに当たってほしいたぬ。

 

 

マイニングコストとはなにかな〜

マイニングコスト(採掘原価)っていうのは、名前の通りマイニングにかかるコストのことたぬ。

 

以前お話したように、ビットコインってのはネットの海から湧いて出てくるボウフラみたいなもんではないたぬ。というかボウフラだって厳密には湧いてるわけではないたぬ。パスツールの偉大な成果たぬ。

 

ビットコインが作られ、そして送金などのシステムが維持されるのは、つまりビットコインが存在するのはマイニングというコンピュータ計算作業のおかげたぬ。

以降、「ブロック」って言葉が出てくるたぬけど、これがビットコインのマイニングの基本単位だと思って欲しいたぬ。「1ブロックの生成に関してなんやかんや」って言うのは、マイニングのことをいってるたぬ。

 

 

そんなわけで、それがコンピュータ作業によるってことは要するに諸々のコストがかかってるわけたぬ。

 

例えばコンピュータなどの機材代もそうだし、それを動かすための光熱費や通信費だってそう。

工場を作れば家賃もかかるたぬ。大規模施設を用意すれば、人手がいるわけたぬから、人件費だってかかるたぬね?これらコストは常に一定なわけではなく、いろんな事情で変わるわけたぬ。

 

そういう、マイニングに関するコストがマイニングコストとか採掘原価とか言われてるものたぬ。

 

 

マイナーの損益分岐点とはなにかな〜

じゃなんでコストをかけてでもわざわざマイニングやるのか。

それはもちろん報酬があるからたぬ。

 

ビットコインマイニングの報酬とは、ビットコインをもらえるってことたぬ。 

つまりマイナーたちは、コストをかけてマイニングやる代わりに、ビットコイン乳酒というベネフィットがあるってわけたぬ。

 

 

ということで、まず注意したいのはビットコインにも原価割れリスクがあるってことたぬ。

つまり、BTC価格がマイニングコストを下回ると、マイナーたちは利益よりも費用の方がかかるたぬ。

 

するとマイニングすること、つまり働くことの意味がなくなるわけたぬ。というかそれは赤字労働だから、ふつう働きたくないたぬ。働けど働けどわが暮らし楽にならざり・・・たぬ。

 

 

損益分岐点ビットコイン価格に与える影響

だから価格が暴落していっても、この損益分岐点だけは死守したいって多分マイナーたちは思うたぬ。

 

なんでかっていうと、これを割っちまうとマイニングする意味がなくなるたぬ。すればするほど赤字だから、事業停止した方が良くなるわけたぬ。廃業するたぬ。

要するに飯の食い扶持がなくなるわけたぬ。失業たぬき。もちろんその後回復したりとかすればその限りではないたぬけど。

 

 

だから、この価格、つまり損益分岐点まできたら、マイナーたちは自分が飯食うためにもなんとか買い支えてくれるんじゃね?っていうのが、ビットコイン価格の予想とつながるポイントなわけたぬ。

 

つまり、損益分岐点ビットコイン暴落時のストッパーみたいに働くっていうのが基本的な見方になるたぬ。

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Trading View上での損益分岐ラインの出し方

Trading Viewに損益分岐ラインを出せるたぬ。

Tainokoさん(https://twitter.com/btc_tainoko)の作った「Maison」っていうインジゲーターのおかげたぬ。ありがとうございますたぬ。

  

「インジゲーター&ストラテジー」から「maison」って打つと出てくるたぬ。「free」の方でおっけーたぬ。

 

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さっそくチャートを見てみよう

さっきサポートとして働くて言ったぬけど、実際、ほとんどの場合は急落しても損益分岐点を割り込まなかったぬき。下のチャートの黄色の線が推定される損益分岐ラインたぬ。

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こんな感じで、基本的には損益分岐点が強力なサポートラインとして機能しているたぬ。

 

 

例外もある

「基本的に」って意味ありげにいったのは、例外が存在するからたぬ。

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これは2018年後半から2019年前半のチャートたぬけど、左端の方で何度か損益分岐点を割り込んでいるたぬ。

 

 

このように、「基本的にはこうなる」っていうのが否定されるときは、むしろその反対のことが次にくると予期されるたぬ。

つまり、単に予想が外れただけじゃなく、次にくるのはただのレンジとかっていうよりも、逆方向に動きそうだっていうことたぬ。

この「強そうな予想のハズレは逆方向を示唆する」ってのは損益分岐点に関わらず、トレードのシグナル一般に得られる教訓たぬから覚えて置いて欲しいたぬ。もちろん、必ずではないたぬけど。

 

実際、このチャートでは損益分岐点を死守できなかった後にBTC価格はようやく底打ちするたぬ。

そして、この損益分岐点を割り込んだ後はしばらく厳しい状況が続いたぬき。ここで下手に「大暴落してもう燃料切れだ!」ってロングすると痛い目にあってしまったわけたぬ。

 

 

 

そんなわけで、また今度損益分岐点を割り込んだとき、ぜひとも注意したいところなわけたぬ。

 

 

・・・そしてその「また今度損益分岐点を割ったとき」が、まさに今たぬ。

 

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次回

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