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かびたぬと再会する日まで頑張ります

【BTC分析中級】クソポジチェッカーの使い方 含み損益ポジションからの予想 (OI分析PART3)

Bitget

 

 

建玉分析のすすめ

 

入門ブログの方にも書いたぬきけど、環はOI分析を非常に重視しているたぬ

 

PART1とPART2を読んでないたぬきは、先にそっち読んできておいでたぬ。

 

PART1 OI(建玉)分析の基本

tanubit.hatenablog.com

 

PART2 テザー建てポジション

tanubit.hatenablog.com

 

 

そんなわけで、今回は建玉分析PART3として、「価格帯別ポジションの含み損と含み益から予想する」っていう手法を紹介するたぬ。

 

クソポジチェッカーとはなにかな〜

クソポジチェッカーってのはもともとFXで使用されている、ある種のツールのことたぬ。

下品な通称たぬけど、正式には「オープンポジション」たぬ。まあそのまんまで、要するにOI(建玉)が見れるツールたぬ。

 

ポイントは「どの価格帯にどれだけの量の含み損・含み益があるのか」が表示されていることたぬ。

 

価格帯別ポジション含み損益を分析する意味

なんでそんな分析をしたいか。

 

PART1を思い出して欲しいたぬ。

OI分析っていうのは、「(基本的には)反対売買によって決済される」っていうFXの特徴にマッチした分析方法だったぬきね。

つまり積まれたOIはいつか反対方向の売買が起こるから、将来の値動きの予想に使えそうってわけたぬ。

 

さて、「積まれたOI」っていうことだけど、もっと細かい情報があれば、それはさらにどんなふうに動くかの予想の精度は上がるわけたぬ。

だからこそ、PART2ではドル建て(BTCUSD)だけでなくテザー建て(BTCUSDT)に注目するってことをやったわけたぬ。

 

そして今回は、そのポジションが「どの価格帯に」「どれだけの量が」あって、さらにそれは「今のところ含み益なのか含み損なのか」までチェックしようってことたぬ。

 

それによって、例えば、

 

大量の含み益ポジションがある方には値段は動きにくい。なぜならそいつらが利確で反対売買してくるからだ」

 

とか、

 

大量の含み損ポジションが存在する場合、それらが強制ロスカットを食らえばさらに値動きが続くだろう」

 

・・・といったように予想できるって寸法たぬ。もちろん、絶対確実なものではないたぬけど。

 

 

ビットコイン版クソポジチェッカーの使い方

otominetさん(https://twitter.com/otominet)が公開してくださってる、ビットコイン版クソポジチェッカー「わくわくポジポジらんど(仮)」の使い方を解説するたぬ。素敵なツールありがとうございますたぬ。

 

 

 

ノートに書いてあるように、このツールはBitfinexのドル建て(BTCUSD)を表してるたぬ。また、価格はローソク足からの推測値だそうたぬ。

ただし、Bitfinexが公開しているのは毎分のロングポジション数とショートポジション数のみですので、価格はローソク足からの推測値になります。

 

 

チャートの見方

  • 画面左側がショート右側がロング
  • オレンジ色が含み益青色が含み損
  • 棒グラフの長さがポジションの量

 

じゃ、早速具体例とともに、使い方とパターンを見ていくたぬ。

 

 

 

パターン 「大量の含み損→急落」

今回見るのは11月8日深夜の急落時たぬ。

 

チャートでいうとこんな感じ。右端の陰線で滝になってるとこがそれたぬ。8日23時くらいが一番安いとこたぬ。

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 じゃさっそくポジみてくたぬ。

 

急落前(14:00) 9200ドル強

 

 

 

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注目点は、

  • 9400-9200ドルにかけて大量のロング含み損
  • その前後にショートとロングの含み益が多少ある
  • 7400-7500ドルにかけて大きめのロング含み益がある

 

まずこれらから見るに、このロング含み損が耐えられなくなると、それらが全部強制ロスカット(および能動的な損切り)され、その際には反対売買でショートが約定することになるってことたぬ。

特に強制ロスカット成行注文たぬから、いっぺんに大量のロングロスカットがあるってことは、その分全てショート成行が出るから価格はガクッと下がることが予想されるわけたぬ。

 

 

また、仮にガクッと落ちなかったとしても、価格はその含み損のある価格帯より上がりにくいことも予想されるたぬ。

 

なんでかっていうと、その価格帯まできたら、含み損ロンガーたちが同値撤退など、なるべく損の少ないようにポジションを解消したいだろうな〜って思われるからたぬ。

この場合含み損はロングなので、そこでのポジション解消はショート約定によって成立するたぬから、また売り込まれるんじゃないかっていう予想になるたぬ。

 

 

 

ただし、このとき、7400-7500ドルにかけて比較的大きめのロング含み益が存在するたぬ。

さっき少しいったように、大量の含み益のある方向には動きにくいっていうのが基本的な予想たぬ。

 

 

 

 

 急落後(23:00) 8800ドル強

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注目点は、

  • 9300ドル台のロング含み損がだいぶ消滅した

 

このとき、価格はさっきの14時に比べて約400ドルかなり急落したぬきね?

その間にロング含み損ごっそりロスカットされたわけたぬ。

 

 

このように、含み損ポジションがたくさんある状態で、さらに損が拡大する方向に動くと、それらが強制ロスカットなどで反対売買されて、思い切り値動きが起こるっていうことが予想されるわけたぬ。

 

 

このときクソポジチェッカーを使って何ができたか

以上まとめると、暴落前にクソポジチェッカーを見ていたら、含み損が固まっているからそこが狩られることで価格が急落する危険があったことが予想できたかもってことたぬ。

 

「本当にロングポジが減ったからなの?」っていうのは気になるところたぬね。

 

じゃ、いつもみたくTrading ViewでOIをチェックしておくたぬ。

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青がドル建てロング(BTCUSDLONGS)たぬ。

右側の滝のあたりで、ロングがはっきりと減っているってことがわかるたぬ。

 

 

イラストで復習

まずでかい含み損を見つけるたぬ。

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ロング含み損がたくさんいる



するとそれらは価格が損を拡大する方向に動いたとき、大きな値動きの燃料となりうるたぬ。

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ロング含み損が耐えきれなくなり暴落へ

 

 

尚、含み損がショートだった場合は同じ仕組みで急騰が予想されるたぬ。

 

またいい形が出てきたら、急騰のケースなどを紹介するたぬね〜。

 

 

 

次回のOI分析はこちら〜

tanubit.hatenablog.com