マーフィー『マーケットのテクニカル分析』
2017, パンローリング.
難易度:☆(初級)
推奨度:☆☆☆
選好度:☆☆☆
これは600ページ以上ある本で、内容も古めたぬ。フルメタルたぬき。
そして基本的にはさらに古い既刊本の改版という感じのもので、だいぶ時代を感じるたぬね。
値段も高い。新品で6000円以上たぬ。環は休み時間に図書館で読んでいたぬき。
そんなわけで、入門が読むべき最初の本としてはお勧めしがたいたぬ。
じゃ読まんでええか、といったら否!
入門を済ませたけど脱初級を目指したよというたぬきにオススメです!
オススメ理由 価格・出来高・取引高のセットでチャートを読めるようになる
これが肝心!
入門書でテクニカルを学んだたぬきが実践に入ってすぐ思うだろうこと、それは・・・
・・・全然本の通りにならねえ!
ということではなかろーか。
それにはいろんな理由があるだろうよ。
まず、そもそも所詮本は実践とは違うわな。身もふたもないけども。
それを差し置いても、入門本には書いてないこともたくさんあるってのは、それが何かわからなくてもわかるだろうよ。
だって「入門」なんだから。大抵は薄いたぬし、情報も限られようよ。
じゃどんなことが書いていないがちか。
チャートパターンも限定的だろうし、インジゲーターもあまり説明がないかもしれん。
しかし環的には、もっと重要な書かれていないがちなことがあると思うたぬ。
・・・そう、このブログ読者のみなさまにはおなじみの、
出来高(Volume)と取組高(Open Interest)たぬ。
そういう話は、環もこれまで何度か書いてきたぬき。
例えば、出来高について
BTC用に書いた、OIについて(このブログで一番読まれている記事だと思う)
・・・しかし、このブログは別として、ビギナーが出来高や取引高について学ぶ機会は限られているかもしれんたぬ。
・・・だって入門書にあんまり書かれていないものな。
そして、出来高についての本もいい本あるけども、ビギナーが手を出すかと言われたら多分出さんだろうなという感じたぬ。そのうち紹介致す!
というかビギナーがいきなり出来高専門書とか読んでもたぶんよくわからんのではないかろうか。
ところが!どっこい!
この本はビギナーでも読めるたぬ。というか初心者が最初に見る本として書かれている(多分)たぬ。
この本を読んでから、環の書いた中級分析記事なり、より詳しい本なりを読んでいけば脱ビギナーも近いだろうよ。
あとは経験たぬね。経験は環も全然まだまだ何で偉そうなことは何も言えねえ。
とにかく、変な迷信みたいなテクニカルのドツボにはまる前に、ぜひ読んでほしい一冊たぬ。
具体的にどういう内容かはまあ読んだほうが早かろうので読んでおくれ。アディオス!