「NFTの作り方タダで教えろや」
「最近何やらNFTなるものが流行っているらしい。
自分のイラストもNFTにして見たいけど、やり方がわからない・・・」
そんな感じのクリエイターさん・絵師さんいらっしゃると思われです。
結論から申しますと、超簡単です。
環にはラインスタンプ作る方がよほど面倒臭かったです。
この記事では、NFT・仮想通貨の知識が全くないたぬきでもなんとかNFTアートを販売できるようになることを目指します。
NFTはまだまだいろんな動きがあって、今後はまた事情が変わるかもしれません。
以下はこの記事を書いている2021年11月末時点での話です。
そもそもNFTって何?
NFTがそもそもどんなもんかわからんという方は、まず環が書いたNFT超入門記事をごらんください。
クリエイター目線で簡単にポイントだけ復習すると、
- NFTとはブロックチェーン技術による「デジタルな個体」のことだ
- お金のやり取りは通常、仮想通貨による。(基本はイーサリアム)
- 二次流通(転売)されても、一定額のロイヤリティを受け取れる。
という感じなろうよ。
しかし、世間で流布されている情報には間違いや誤解も少なくないですたぬ。
注意点はこのあたりだろうか。
- 作品コピーできない仕組み・・・ではない
- 所有権を保証するもの・・・ではない
- 著作権の問題は、とりあえずは別問題
法的なことに関してはこちらを参考にさせていただきました: 【弁護士が解説】 NFTとは? 法規制と実務上の留意点 - BUSINESS LAWYERS
細かいことはもっと色々ありますが、とりあえずNFTは大体こういうもんだと思っていいと思いますたぬ。
超簡単にNFTアートを作る
本題に入りましょう。
NFTアートを作って売るには、色んなやり方がございます。
今回は環が知ってる中で、超簡単で安上がり、しかも使う通貨や取引所がかなり有名で大規模、そんなやり方を書こうと思います。
Openseaの共同コントラクトを使うというやり方です。
NFT取引が出来る最低限の準備をしよう
このやり方で、NFT取引に必要なのは・・・
- 手数料を支払うための仮想通貨「イーサリアム」の用意
- イーサリアムを使うために財布「Metamask」の準備
- NFTアートを売買するマーケットプレイス「opensea」の使い方の理解
これだけです。
「いやこれだけって言われても、全て知らない単語なんですが・・・」
と思われると思います。
仮想通貨に触れてない人には一ミリもわからないかもしれない。
そんな1ミリもわからない人でも、これらの準備ができるように書いた記事がございます。かゆいところに手が届くたぬきを目指しております。
「たぬきでもわかるNFT取引のやり方」の記事を読んで、「opensea」にログイン出来るようになったら、本記事の次のセクションに進んでください。
いよいよNFTアートをアップする!
上に貼ったやり方で、まずopenseaにログインしてください。
そうすると、画面右上(パソコンの場合)がこんな感じになってると思います。
そしたら、自分のアイコンの左側にある「Create」に進んでください。
ここでこんなポップアップが出てくると思います
署名とか言われると怖いですが、ただの(本人)確認です。
NFTをやるときはプロフィールの変更でも逐一こうやって署名しろと言われます。
署名して進むと、こんな感じの画面になります。
まずNFT化したい画像・動画・音声などのファイルを選択します。
そして名前をつけてやりましょう。
外部リンクや説明は任意です。なんかつけたければつけるとよかろうよ。
コレクションていうのは、まあ作品のシリーズみたいなもののことです。
デフォルトだと、「ユーザー名+ collection」みたいな名前になってると思います。
この作品がどのコレクションに属するからは後からでも変えられます。
(ただし売れてしまうと変更出来ないはず)
余談 collectionはあまり分散させない方がいいかも
collectionはシリーズみたいなもんですが、初心者はなるべく1collectionに統一した方がいい気がします。
なんでかというと、collectionごとに今までの取引量などが表示されるので、分散させると過疎って見えがちだからです。
環最初これにきづかなくて出だし失敗した気がします。
話を続けましょう
下半分はこんな感じの画面です。
属性を決める項目がいくつかありますが、環は使いません。
レアリティを設定したりするようなタイプのアイテムで使うのだと思います。
その次にあるunlockable content というのは、買った人だけがみれる隠しメッセージ機能の設定です。
サイトの隠しページのリンクを入れるなども出来ますので、いろいろな使い方ができるかもしれません。環も時々使ってます。
次のexplicit and sensitiveってのは、エロ絵とかじゃなかったらあまり関係ないと思います。R18指定みたいな感じと理解して差し支えないでしょう。
Supplyは個数です。基本は1です。
ERC1155という規格を用いて同時に複数枚発行することも出来ますが、金がかかるやり方なので今回は使いません。
また今回は、BlockchainはとりあえずデフォルトのEthereumのままでやります。
最後にFreeze metadataというのがありますが、これをオンにすると後から変更がきかなくなるので、今回はオフのままにしておきましょう。
これらをチェックしたら「check」を押す。
あなたのNFTが爆誕します。
作ったNFTを売る
それじゃ早速売るべ。
作品ページの右上にある「Sell」を押します。
固定価格で売るのとオークションで売るのとができる。
文字で書くのは面倒だから全部画像で勘弁してくれや。
最初の出品だけ金かかる
さて出品や・・・となるわけだが、出品画面を進めるとまたポップアップが出てきます。
今やっている方法は、最初の出品のみ金がかかるやり方です。
2個目以降は金がかからない。(他のやり方だとかかる。)
た、たけえ!!!
gas feeというのは、イーサリアムネットワークの手数料のことです。
これはつまり、手数料が1万8千円かかると言われている状態です。
安くする方法(初心者にはやや面倒かも)
少し面倒かもしれませんが、やや安くなる方法はある。
まずgas fee は時間によってまちまちです。だから安くなる時間を待つ。
いくつかgas fee を確認できるサイトがあるので、そこでチェックします。
ETH Gas Station | Consumer oriented metrics for the Ethereum gas market
またgas feeは多く払うほどトランザクションが早くなる=早く処理してもらえる。
逆に言えば、遅くていいなら少しは安くなる。
さっきのポップアップの価格の横にeditというにがあるのでクリックすると、
こういう感じで早さを選べる。
詳細オプションをひらけば、数値も決められる。
ただ、「ガスリミット」は初心者はいじらない方がいいと思います。
これは最大どれくらいまでガス使うのかの上限設定ですが、少なすぎると途中で処理が打ち切られます。
途中まで支払ったガス代は戻ってこないので、無駄に手数料だけ払うことになります。厳しい世界だ。
さっき貼ったサイトの数値などを参考に、Max feeだけいじるか、それもよくわからなければ速度を「low」にするくらいにしておきましょう。
覚悟を決めたら「確認」を押します。
しばらくするとトランザクションが承認(手続きが終了)して、販売が開始します。
ガス代を絞りすぎると中々承認されませんのでご注意。
このチュートリアルで作ったNFT作品です。よろしければリンク先ご覧ください。
+collectionの設定もしておこう
最後にcollectionの設定もしておきましょう。
アイコンから「my collection」に進みます。
するとさっき作ったcollectionが出来ている。
右上の「・・・」を押すと、collectionのアイコンや名前を変える「edit」が出てくる。
ロイヤリティの設定をする
editの中腹に設定する場所があります。
ここで、当該collectionの作品が売れたときにロイヤリティが何%もらえるようにするかを決められれます。
例えば10だと10%もらえる。転売されるても転売価格の10%もらえる。
ただあまりに高くすると、売買する人のモチベーションを引き下げることになるのでほどほどにしましょう。
そしたらロイヤリティを受け取るアドレスを貼り付けます。特に理由がなければmetamaskのアドレスでいいと思いますたぬき。