いくつかのファンダメンタルズ
各指数の構成銘柄入れ替わり(の期待)
DJI30
NYダウ構成銘柄、エクソンなど除外 アップル株分割受け (写真=AP) :日本経済新聞
この日経記事にも書いてあるように、巨大石油会社が外されデータ会社が採用されるというなんとも象徴的な変更たぬ。
SPX500
テスラのS&P500種指数採用、利益の質が左右-データトレック - Bloomberg
まだそうと決まったわけではないけども、テスラが採用されるかもという期待が広がっている様子(半年前からそうだったが・・・)
そんなテスラはこんな感じでめちゃくちゃ暴騰中
金融政策など
米FRB 目標の物価上昇率 柔軟に運用する新方針発表 | 株価・為替 | NHKニュース
インフレ率が2%こえても金融緩和を続けるカモよという話。
FRB、「物価2%超」容認決定 ゼロ金利維持へ新指針 (写真=ロイター) :日本経済新聞
日経によればあと数年はゼロ金利政策が続きそうとのこと。
今年はとりわけ金融政策発表で相場がめちゃくちゃ動いている感じがするたぬ。
3月後半〜4月頃のめちゃくちゃな株高、環にはそれが原因に見えてならないたぬ。
その辺についてはこの辺の記事で復習しておきましょう。
新型コロナ:米、無制限の量的緩和維持 FRB議長は追加策を検討 :日本経済新聞
FRBは異例の金融緩和策を維持(2020年4月) | 富裕層向け資産防衛メディア | 幻冬舎ゴールドオンライン
底は3月23日。
上の日経の記事にあるように、FRBが臨時会合で事実上の無制限緩和を示したのも23日。
そのようなわけで、個別株はともかく、マーケット全体あるいは指数の動向はかなり政策次第という印象が非常に強いので、最低限ニュースはチェックするとよかろうよ。
・・・見えざる手?なにそれ食えんの?
米株指数のテクニカル
ではテクニカル的なポイントを見て行きましょう。
SPX500 たぬきコーン上限付近
まずSPX500ですが、現在たぬきコーン上限付近におります。
たぬきコーンは週足で10年くらい効いていると思われる、ピッチファンです。
注意1
左の上限付近(コロナショック直前期)を見ると、およそ一週間ほど停滞しているので速攻で全力投球は躊躇われる。
しかもコロナショック前の高値を更新しているという、いかにも強そうな身振り。
注意2 おかみの振舞いが全てを決する可能性すらある
さっき見たように、FRB政策はインフレへ向かっている感じで、ここからなりふり構わないインフレ政策を連発してきた場合このコーンが更新される可能性も普通にありえます。
・・・見えざる手どこ行ったんすか?
というわけで、環はこれから基本的には逆張りで売る目線ですが、注意マシマシです。
出来高はビミョ〜
期近先物はこんな感じ。
ビミョ〜っていうのは、単に出来高が小さいってことだけじゃなくて、
・最高値更新中なのに出来高ダイエット中→天井=これから落ちそう?
という解釈ができる一方で、
・底からの離脱ムーブ→別に出来高が増えなくてもいい
という背反する解釈も可能だからです。
という感じで、とりあえずのところかなり注目したいところではございますが、いつ何どきどうなるやは神のみぞ知る・・・
・・・いや神さえも知らないかもしれん。
見えざる手は、見えないどころか、存在感が薄れてきてる印象があるたぬ・・・。
ひところ前、資本主義の危機がやたらと叫ばれていたぬき。
ネオリベだのなんだのつって。
でも本当に「危機」があるとしたら、そんなものでなくて、見えざる手が・・・
杞憂であれ!