たんたん環の仮想通貨NFT

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【BTC現物】(第2回) ビットコイン入手には販売所と取引所どっちを使うか

Bitget

【更新: 2021.03.30 ←2019.10.16】

 

今回は現物入手の主な二つの方法についてお話しするたぬ。

要するに「販売所」「取引所」か。

 

以下、「持ってるゲームを売る方法」の例えを用いて説明致しましょう。

 

 

 

注意!「販売所」と「取引所」は全然別物

パッと見、「販売所と取引所って言い方の問題じゃね〜の?」という気がするかもしれんたぬ。

 

でもこの二つ、別物です。

仮想通貨やるなら、絶対に区別しなければならないたぬ。

 

 

そして、販売所と取引所がどっちも併設されているところも少なくないたぬ。

うっかり間違えないように気をつけようそうしよう。

 

 

例えばbitFlyerではこんな感じで、左端に並んで表示されてるたぬ。(PC版)

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GMOコインのスマホ版ではこう。

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じゃ〜どう違うのか。

 

販売所と取引所の違い

トレードで利益を出す観点から重要な点を対比しとくたぬ。

 

  • 販売所: (そのサイトを運営している)会社相手に売買をする。
    →売買の価格は、その会社が一方的に決める
  • 取引所: マーケット参加者を相手に売買する。
    →売買の価格は、自分で決めて注文できる
    *ただし、誰かがその値段で取引に応じなければ売買は成立しない。(ずっと待つこともできる。)

 

 

どっちがオススメ?

基本的には取引所です。

 

さっき書いたように、「販売所」を使う場合、相手の提示する価格のいいなりでしか取引ができないってことたぬ。

 

...もうこの時点で販売所では会社が有利でユーザーが不利な売買になるってことがわかると思うたぬ。

*莫大な量の取引をする場合、流動性リスクがどうとかいう話があって必ずしも取引所が最適ではないかもしれない。しかし富豪ではない初心者には関係なかろうよ。

 

 

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豪商たぬきとちっこいたぬきたち

 

 販売所のスプレッド

ここで特に重要なのは「スプレッド」たぬ。

スプレッドっていうのは、売りと買いの価格差のことたぬ。

 

スプレッドの話と、販売所vs取引所の話が同時に理解できそうな具体例で考えようたぬ。

 

例えば、新品のゲームを5000円で買ったとするたぬ。

けれども生活費が足らんくなって、そのゲームを未開封・未使用のまま売ろうとする場面を考えてほしいたぬ。

 

そんで、中古買取ショップで売ろうとすると、多分査定価格は新品価格5000円を下回るたぬよね?

3000円とか。一回も開けてなくてもそうなるたぬ。3000円だったら買ってくれるけど、それが嫌なから帰んなって感じになるたぬね。

 

なぜか。お店は、安く買い上げて高く売ることで利益を出すからたぬ。

だから、次の日お店にくるとそのゲームが4500円とか買取価格より高く売られていても当たり前たぬね。だってそうやって利益を出す商売たぬ。

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買取価格より高く売られているのに気づくたぬき

 仮想通貨の「販売所」がやってるのもだいたい同じこと と考えてよかろうよ。

 

販売所は専らユーザーから安く買い取って、別のユーザーに高く売ることで利益を出しているたぬ。

だから、買いと売りの価格差が大きくなりがちたぬ。

これを「スプレッドが広い」とか申す。

 

 

なおスプレッド自体は取引所の方にもある

が、その開き方が全然違うのです。販売所は基本えぐい広い。

 

  

販売所のスプレッドありえんエグい!

「スプレッド広いって言ってもたかが知れてるんじゃない?」...そう思ったぬきは要注意!

 

 

これを見てくれたぬ。ある時点でのbitFlyerの販売所スプレッドです。

 

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なんとスプレッド4万5千円たぬ。

 

えげつねえ!たぬ。1BTC買った瞬間に4万5千円分の赤字スタートたぬ。

買っただけなのに、その瞬間たぬ。

 

 

今貼ったところはまだ「取引所」も併設されているから、まあ「取引所」を使えばいいたぬ。

 

でも「販売所」しかないところもある。

そしてやっぱりスプレッドえげつねえ。こちらLINEのやってるBITMAX

 

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ゾロ目じゃないのが惜しい!

...そんなことどうでもいいたぬ。2万5000円のスプレッドたぬ。

 

 

 

追記: 販売所のスプレッドのえげつなさを実感してもらうために、わざわざ環が自分のお金を10万円以上使って例示しておきましたぬき。真似すんなよ!

tanubit.hatenablog.com

 

 

...さてさて、新古品ゲームを売る話に戻るたぬ。

 

持ってるゲームを売る方法は何も中古屋に持ってくことだけじゃないたぬよね?

 

例えば、 メルカリで売るってこともできるたぬ。フリマを使えば、自分の好きな値段をつけられるたぬ。ただし、その値段で買ってくれる人がいないと成立しないたぬ

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持ってるゲームをうる二つ目の方法はフリマ

 

 

これと同じような仕組みになってるのが、ビットコインでは「取引所」のほうたぬ。

 

好きな値段をつけられても、必ずしも誰も買ってくれないっていうことも同じたぬ。

 

例えば1BTC=100万円の時に、「1BTC=1円で買うで!」っていう注文を出しておいてもまず誰も売ってくれないたぬ。

しかしこういうフラッシュクラッシュとか申す現象、たま〜にシステムエラーで発生したりする。

 

 

ただ、現実のフリマと違う点もあるたぬ。

 

それは、同じものを売買しようとする参加者の多さ

現実のフリマでは適正価格で出品していても売れないってことがよくあるたぬ。そもそもその商品に関心があるユーザーの数がだいぶ限られているからたぬ。

 

けれども、規模の大きい「取引所」では、適正価格での注文はすんなり通りやすいたぬ(もちろん、必ず通る訳ではない)。

 

参加者がたくさんいるから、誰かに買ってもらいやすいからたぬ。

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活発な取引所と閑散とした取引所

 

 

販売所と取引所の違いまとめ

  • 販売所 ≒ 中古ゲーム屋: 値段は向こうの言い値
  • 取引所 ≒ フリマアプリ: 値段は自分で設定
    (ただしすぐ取引が成立するとは限らないのがデメリット)

 

 

初心者だから取引所よくわからなさげ。とりま販売所でもいい?

まあそう思うなら好きにしたらよかろうよ。

 

しかし、すぱるたぬきとしましては、取引所の使い方も覚えられないようならトレードなんかしないで山へ帰った方がよかろうよ

 

 

・・・ちょっと前まで、ネットでは結構な頻度で「初心者には販売所をオススメ」って書いてあるところを見かけたぬきです。

今は知らんが、この記事最初に書いた2019年秋はそうでした。

 

そういうサイトでは販売所の長所として、「販売所は注文が確実に通る!」っていうたぬ。

 

でも、大した量を取引しないなら、取引所だって成行注文すればほぼ確実に通るたぬ。

 

成行注文は「いくらでもいいから買うぜ!」注文たぬ。

だから、多少不利な値段で売りつけられることもあるたぬ。それを「滑る」「スリップする」っていうたぬ。

「成行で1000円も滑った!」みたいなことがたまに話題になるたぬ。でも1000円のスリップなんて何万円もスプレッドがあるよりよっぽどマシたぬ。

 

100BTCとかとんでもない量をトレードするならまた別ですが、初心者でいきなりそんなことしないと思われ。

 

よって、販売所は初心者に全くオススメできません

 

 

結論: 現物取引で利益を出すには、「販売所」ではなく「取引所」を使うこと。

 

 

同様に、「販売所」しかなく「取引所」しかないようなところではまず利益を出すことは難しいたぬ。

「取引所」のあるところで口座開設しようそうしよう。

 

次回

tanubit.hatenablog.com