たんたん環の仮想通貨NFT

かびたぬと再会する日まで頑張ります

【BTC現物】(第3回) 取引所の口座を複数開設しておく

Bitget

 

 

 

取引所の具体的な比較をする前に、今回はまず言っとくたぬ。

 

ここだけ開けば安心!すべて点で完全無欠最強の取引所」...みたいなことは期待しない方がいいたぬ。つまり・・・

 

取引所は複数開設し、タイミングや目的に応じて使い分ける

まあめんどくせ〜し、個人情報をあんまり使いたくないのもわかるたぬ。

けれども、複数開設した方がいい理由はいくつもあるたぬ。

 

 

理由① 取引所によって得意なこと(メリット)が違う

取引所を選ぶ際に注目すべきポイントは様々たぬ。

 

そして、そのどれもを完全に満たす無敵の取引所は、少なくとも現状ないたぬ。

取引所ごとに得意なことが違うってことたぬ。詳しい話は次回から具体的に見ていくたぬ。

 

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たぬきの個性はさまざま。取引所もいっしょ。

 

 

理由② どんなに理想的な取引所でも(一時)停止する可能性は否定できない

それだけじゃないたぬ。仮にほぼ理想的な取引所があったとしても、複数開設を勧めるたぬね。

 

 

一時停止の原因1: アクセス集中によるサーバーの遅延やダウン

まず第一に、取引所がネット上に存在することたぬ。

 

つまり、その取引所のサーバーの状況によってはうまく取引ができないことがあるたぬ。

 

例えば急に価格が乱高下するときなど、出来高(取引の多さ)が急増するときたぬ。

そういう時、取引が増えるってことは、アクセスが集中してネットの回線に多大な負荷がかかるということたぬ。

すると、処理に遅延が発生するたぬ。注文ボタン押してるのに反映されなかったり・

取引の処理自体が一時停止状態になることだってあるたぬ。

サーバー落ちまでいくことはまず滅多にないたぬけど、それだってありえないことではないたぬ。

 

 

遅延はそんなに珍しいわけでもないたぬ。

例えば最近(*19.10.17に書いた記事です)も、bitFlyerで結構えぐい遅延があったぬき。(ただし以下の画像は現物じゃなくてFXたぬ)

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bitFlyer BTCFXの遅延

 

この画像の赤や黄色の線は、ローソク足と申しまして、1分間のうちに値段が動いた幅を表現しているたぬ。

 

ここで注目したいのは、赤も黄色もなく、「-」 ってなっているところがあることたぬ。

これは値段が全く動かなかったっていうことたぬ。ここでは、処理された取引が全くなかった、ということたぬ。

 

BTCFXをやってみればわかると思うたぬけど、普通にマーケットが動いていたら、メンテナンスでもないのにFXで「-」が起こることはまずないことたぬ。

これはおそらくシステム上の原因か何かで、注文処理ができなかったということを意味しているたぬ。

 

しかもこの時は新規注文だけでなく、しばし注文の取り消しさえできなかったぬき。

環は幸い大した被害はなかったぬきけど、知られざる悲劇がいくつも生まれたんじゃないかと思うたぬ。

 

 

ただ、サーバーの遅延やダウンの問題は仮想通貨関係じゃなくても、株やFXなど全てのネット取引で起こりえることたぬ。

そもそも取引に関係なく、普通にネットサーフィンしていても遭遇することたぬ。

技術の進歩でどうなるかわからんたぬけど、現状ではインターネットの宿命みたいなもんたぬ。

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狭い道に殺到して詰まったたぬきたち。ネット回線の混雑も一緒。


 

 

 

一時停止の原因2: 取引所での事件や事故の発生

また、第二に、取引所が急にサービスを停止することがあるたぬ。

 

特に行政処分を受ける、ハッキングを受ける、などなどのことは残念ながら今の仮想通貨取引所ではそんなに珍しいことではないたぬ。

そういう重大事件が起こったとき、取引所の運営も何らかの影響を受けがちたぬ。

特にハッキングを受けた場合はまずサービスの一時停止、制限などが起こるたぬ。被害の規模によっては、取引所自体が倒産したり、買収されたりすることもあるたぬ。

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急にサービス停止になって途方に暮れるたぬき


 

例: 2018年のコインチェック事件

例えば、みんなもニュースで見たことがあると思う、通称「コインチェック事件」たぬ。

詳しくは 公式発表を見てくれたぬ。https://corporate.coincheck.com/archive

 

 

2018年1月26日、ハッキングによってアルトコイン「NEM」が約580億円分流出

2018年1月26日。暗号資産(仮想通貨)交換業者「コインチェック」のネットワークから580億円分の暗号資産「NEM(ネム)」が流出した。

2018年1月26日。暗号資産(仮想通貨)交換業者「コインチェック」のネットワークから580億円分の暗号資産「NEM(ネム)」が流出した。

 

朝日新聞 2019/6/28 https://www.asahi.com/articles/ASM6S246LM6SULFA001.html

2018年1月26日。暗号資産(仮想通貨)交換業者「コインチェック」のネットワークから580億円分の暗号資産「NEM(ネム)」が流出した。
2018年1月26日。暗号資産(仮想通貨)交換業者「コインチェック」のネットワークから580億円分の暗号資産「NEM(ネム)」が流出した。朝日新聞 2019/6/28日
2019年6月28日
2019年6月28日

 

その後、BTC売買と日本円入出金はできるものの、それ以外はサービス一時停止になっていたぬき。

Q:現在の主なサービス提供状況について
A:
■提供中
・日本円の入金
・日本円の出金
・BTC売買

■一時停止中
・仮想通貨の送金(入金・出金)
・BTC以外の仮想通貨の売買
・クレジットカードによる仮想通貨の購入
・ペイジー 、コンビニによる日本円の入金
・各キャンペーン
Coincheck paymentに係る日本円出金、及び新規支払いの受付
Coincheckでんきに係る12月分以降の電気代に関する、ビットコイン決済、ビットコイン付与機能
アフィリエイトプログラムに係る報酬の承認(停止以前に発生した報酬は付与済み)

 

コインチェック 2018/2/16 https://corporate.coincheck.com/2018/02/16/41.html

 

 

その後、マネックスによって買収されることになった。

インターネット証券大手のマネックスグループは6日、仮想通貨交換会社のコインチェック(東京・渋谷)を完全子会社化すると発表した。コインチェックの既存株主から全株式を36億円で取得する。

 

日本経済新聞 2018/4/6 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO29082070W8A400C1MM0000/

 

 

そして順次サービスを再開していき、2019年1月には仮想通貨交換業者登録も完了し、いよいよ本格的に復活していったぬき。

ただし、2019年10月現在でもまだ再開されていないサービスがあるたぬ。(レバ 取引=FXなど)

 

 

 

さてさて。

こうやって事件が起こると、その取引所はサービス停止するたぬけど、他の取引所は平常運転してるたぬ。

だから、多少なりとも影響はあるたぬけど、市場全体は動いているたぬ。

 

もし、取引所をひとつしか開設していない場合、そういう個別の事件で全くトレードができなくなってしまう可能性があるたぬ。

 

上のコインチェックの例では、アルトコインの制限はあってもBTCの現物は取引できたぬき。でも、FXの方は19年10月現在、1年半以上も近くサービス停止中たぬ。

 

けれども、異なる取引所で複数口座を持っているなら、ひとつの取引所が使えなくなっても別のところでトレードをすることができるたぬ。

 

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以上、複数の取引所で口座を開いておくことの意味です。

次回は具体的にどの取引所にどんなメリットがあるか、比較していくたぬ。

 

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