たんたん環の仮想通貨NFT

かびたぬと再会する日まで頑張ります

XRPという落とし穴(PART1) 「Ripple(XRP)イケてるぜ説」を善解する

Bitget

 

 

入門たぬきの落とし穴としてのリップル

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リップルに関心を持つクリプト入門たぬきたちへ。

 

 

Ripple(XRP) っていう暗号通貨の存在はご存知だと思うたぬ。

 

リップルは現在時価総額3位の超有名コインたぬ。https://coinmarketcap.com/ja/

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そして、いろんなインフルエンサーが推しているコインでもあるたぬ。

いわく、暗号通貨の覇権を取るだとか、一番将来性があるとか、Moon(バブル的大暴騰)が起こるとか・・・。

 

だから、仮想通貨に疎いたぬきたちにもそれなりに知られているみたいたぬ。

 

環も、ビットコインとかイーサリアムでちまちまトレードするより、リップル買ってガチホしとくのが一番簡単に儲かるんでしょ?」みたいに言われたこともあるたぬ。

 

 

今からいろんな理由を推測して検討するたぬけど、それら諸々の理由で、仮想通貨に入門したてのたぬきたちはそんなリップルを買おうとするかもしれんたぬ。「有名人が推してるし、便乗しとくたぬ」って気持ちもあろうよ。

 

 

結論からいうたぬ。

 

Ripple(XRP)を買わされることは、暗号通貨入門たぬきにとって典型的な落とし穴の一つたぬ。

 

 

別にリップルを絶対買うな!とかいってるわけじゃないたぬ。関心を持つこと自体につての否定でもないたぬ。

このPART1に示すように、リップルにも確かに魅力はあるたぬ。

 

けれども、よくわかりもしないのに、リップルを濡れ手で粟のボロい投資だと思っているなら、今すぐに我に帰るべきたぬ。

 

 

このPART1では、まず世に言われる「リップルで利益が出せそうだ」「リップルは投資対象として優れている、投資する価値がある」という主張を取りあげるたぬ。そのような主張を以降、「Ripple(XRP)イケてるぜ説」と呼ぶたぬ。そしてこのPART1では、その根拠を最大限に「善解」するたぬ。

 

善解ってのは法学用語で、「相手の主張をなるべく良い意味で(相手に有利なように)解釈してあげる」っていうような意味たぬ。

つまり、ここではリップルは投資するといいことがありそうだ」っていう主張に対して、最大限譲歩して、本当にそうかもしれない可能性を考えるたぬ。

 

 

 

そしてその上で、PART2では、「それでもやっぱり環だったらトレードしたくない理由」をお話するたぬ。

つまり、様々な根拠から「Ripple(XRP)イケてるぜ説」を真に受けることはできないということをお話するたぬ。

 

環は現状のリップルを見る限り、もしこのまんまなら、絶対にトレードしたくないたぬし、それどころかXRPFXでショートをかけることさえしたくないたぬ。

 

 

 

注意1 これは売り煽りではない

先に言っておくたぬけど、これは環が安くリップル仕入れるために売り煽りをやっているわけじゃないたぬ。

 

投資のレジェンド、バフェットにはこんな言葉があるたぬ。

 

「価値のないものは、うまくやる価値もない」

 

環は今のリップルに大金を投じる価値を見出せないたぬ。買うも売るも、ともかく関わりさえしたくないたぬ。

 

だから安くなっても買いたくないたぬ。タダで大量にもらえるならもらっとくたぬけどね。さっきも言ったように、ショートさえしたくないたぬ。

 

仮に環が100万人フォロワーがいるインフルエンサーだったとしても、売り煽りで集める気にはなれないたぬ。

だって逆のこと、つまり買い煽りをやってるやつがうじゃうじゃいる銘柄たぬ。そんなもんいらんたぬ。

 

 

結構客観的なつもりたぬけど、ここではリップラーの感情を配慮して、「環がやりたくない理由」というていでお話するたぬ。実際、それはやりたくない理由たぬ。

 

 

 

注意2 環はリップラーの敵ではないし見下してもいない

これは本当たぬ。決してリップルをばかにしているわけじゃないたぬ。むしろ以下に記すような長所のいくつかには環も同意するたぬ。

 

それに熟練したクリプトトレーダーがそれぞれの思惑でリップルトレードをやることはありえるし、それは尊重するたぬ。

 

ここで言いたいのは、「なんとなく楽に儲かるんでしょ、XRPってさ」って思ってる入門たぬきは非常に危険だということだけたぬ。

 

そして、入門たぬきにそのように思わせるインフルエンサーその他のイデオロギーに気をつけて欲しいってだけたぬ。この記事を読んで、それでもやりたいし、うまくやれるよってたぬきを強引に引き止める気は全くないたぬ。

 

さらに、今もうリップルを買ってしまったぬきに対して「すぐに処分しろ!」とまでは言わないたぬ。トレードは自分の判断でやるべきって思うたぬ。

ただ、くどいたぬけど、まだやらずに済んでる入門たぬきに対しては、よく調べて納得できるまでは触らない方がいいと思うよってことたぬ。

 

「Ripple(XRP)イケてるぜ説」を善解する

 

イケてる理由① 人気がある

人気の有無なんてどうでもいいってわけではないたぬ。

 

(1) 時価総額・取引高

さっき見たように、リップルは暗号通貨の中で時価総額3位たぬ。

 

また、月間出来高も7位と、上位たぬ。

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https://coinmarketcap.com/currencies/volume/monthly/

 

このブログでしばしば言ってるように、全然誰も取引しないような状態のマーケットには参加したくないたぬから、順位でみればリップルは中々イケてそうに見えるわけたぬ。

 

 

(2) (特定の)インフルエンサーがいる

Twitterの、アルファ的な感じでいっぱいフォロワーいるひとたちがリップルについてあれこれいってるのをよく見かけるたぬ。

その中には、あんまり実際にトレードをしている気配のないようなひともいるたぬけど、ここではとりあえず名指しは控えるたぬ。

 

他にも、リアル有名人リップルの将来性について語ったりしてるたぬ。

 

例えば仮想通貨バブルの頃には与沢翼さんとかたぬね。

ただそれはもう随分前のことたぬし、まだ与沢さんがリップルを持ってるか、あるいは今後トレードするつもりかはわからんたぬ。

 

他にも、SBIの北尾さんリップルへの言及がしばしばあるたぬ。

 

特に「2018年中に1リップル10ドルになるという予想をツイートをしていた」っていう話をネットでは非常によく見かけるたぬ。

・・・しかしこのツイートの件に関しては要注意たぬ。例によってそういう紹介をしてるサイトでは全然ツイートのソースを貼ってくれないから探すのにちょっと手間取ったぬき。

 

で、北尾さんのツイートを探していたぬきだけど、どうも事実と異なりそうたぬ。

 

 

これは単にそういう見解があることを紹介しただけたぬ。つまり「1XRP10ドル」はURL先の内容で、北尾さん自身の発言ではないたぬ。

 

もちろん、そういうリツイートをしたら多くの人に北尾さんが賛同してるって受け止められてもおかしくないたぬし、たぶん北尾さんもそう思わせるためにリツイートしてそうな気がするたぬ。後にも書くように北尾さんやSBIはリップル社と利害を共有してるたぬ。

 

けれども、あくまでこれは北尾さんが自分の見解として述べたわけでもないし、それについて賛成ですとさえいってないたぬ。

 

だからこれをもって「SBI北尾が1XRP10ドルを予想した」っていうのは不正確でミスリーディングたぬ。

もちろん「SBI北尾が1XRP10ドル予想を発言」ははっきりと間違いたぬ。だっていまみた10ドル予想自体は北尾さんの発言じゃないたぬから。

 

ミスリーディングな例 SBI Holdings CEO Forecasts $10 For Ripple In 2018

 Yashitaka Kitao, CEO of Tokyo based SBI Holdings (Strategic Business Innovator Group), tweeted that XRP will attain a level of $10 by the end of this year.

 

 たぬき訳「北尾が年内に1XRP10ドルとツイート」

 

「北尾が10ドル発言」って言ってる日本語のサイトのいくつかが、この英語の記事をソースに貼ってるたぬけど、なんでこんな意味不明なサイトをソースとして選んだか理解できないたぬ。だってこの英語のサイトのタイトル「Legal Gambling」(合法賭博)たぬよ?暗号通貨ジャーナルでさえないたぬ。

もし本当にツイートしてるなら、Twitterから直でURL拾ってくるべきたぬよね。
 

こういうふうに情報ソースが取れるかっていう点は投資において基本のキたぬ。

 

この件については姉妹ブログの方で検証やってるたぬから、そっち見てくれたぬ。

tanubit.hatenablog.com

 

イケてる理由② バブル的暴騰が期待される

これは特に二つの要素にわけられるたぬ。

(1) 価格がまだ低位である

ビットコインは現在100万円くらいたぬ。元はといえば限りなくゼロ円に近い価格が、めちゃくちゃに上がりまくっているわけたぬね。

 

けれども、それに対してリップルはせいぜい30円前後たぬ。

だから、もし次の仮想通貨バブルが再来するなら、10倍や100倍は簡単に行くだろう・・・ってのが、「Ripple(XRP)イケてるぜ説」の擁護者たちの言い分たぬ。

 

(2) Moonが待っている

(1)とセットたぬけど、要するにこれからバブル的に暴騰しうるってことたぬ。

そしてその理由は、以下の理由②以下たぬ。

 

 

イケてる理由③ ファンダメンタル的な意味で将来性がある

(1) 国際送金に強く、現に銀行などでの提携がある

これは確かにその通りたぬ。

そもそもリップルは送金のために開発されてきたわけたぬ。

 

このブログでは珍しく、下の強調は原文のままたぬ。https://www.ripple.com/company/

 Today's global payments infrastructure has more in common with the outdated postal system than this generation’s internet. Recognizing this friction in payments, our founders established Ripple with the idea of using blockchain technology and digital assets to enable financial institutions to send money across borders, instantly, reliably and for fractions of a penny.

 たぬき訳「インターネット時代だってのに国際送金システムは時代遅れで使えね〜。そう思って、イケてる送金手段のアイディアを実現するためにリップル社は出来ただよ」

 

そして実際、世界各地のいろんな銀行資本とも提携しているわけたぬ。

 

例えばMUFG(三菱UFJフィナンシャル・グループ)https://www.ripple.com/ripplenet

そう、みんなも使ってるかもしれない、三菱UFJ銀行の親会社たぬ。

 

あやしい意味不明な銀行じゃなく、こういうみんなも知ってる大きな銀行がリップルネットに参加しているってわけたぬ。確かにこれは非常に強力な好材料たぬ。

 

 

(2) 銀行以外の有名企業も採用や提携

ホームページを見ると・・・https://www.ripple.com/customers

American Express や SBIレミットなどが「顧客」の所に乗ってるたぬ。

 

American Expressってのはクレジットカードの超大企業、「アメックス」のことたぬ。

 

またSBIホールディングスRipple社との合弁企業「SBI Ripple Asia株式会社」も設立したぬき。https://www.ripple.com/sbi-ripple-asia/

SBIとリップルは強い結びつきがあるわけたぬ。

 

(3) 政治力が強い

このように、既存の金融業界でもかなり認められてきているっていうのは、他の仮想通貨にないリップルの強みなわけたぬ。

それはつまり、政治力がある、うまいこと金融業界でやっていける力があるってことでもあるたぬ。

 

だから、今後もこうしてさらなる地位を築いていけるだろうなって推測されるわけたぬ。

 

 

イケてる理由④ 好材料がよくでる

これはスイングから数週間程度の中期的トレードの目線での「イケてる理由」候補たぬ。

 

(1) 理由③で見たような好材料が頻繁に出てくる

トレードの目線としてはまた、このような強力な好材料がよく出てくるっていうのもポイントなわけたぬ。

 

リップルネットの提携や採用だけでなく、「キャンペーンでXRP配布するよ」みたいなものを含めたらかなり頻繁に材料は出てるたぬ。

 

例えば最近話題になったのは、SBIホールディングスの子会社である、投資信託格付け会社モーニングスター株主優待としてリップルを配布する試みたぬ。

モーニングスター https://www.sbigroup.co.jp/news/2019/0828_11647.html

2019年9月30日現在の株主名簿に記載または記録された1単元(100株)以上を保有する株主の皆さまを対象として、仮想通貨XRPを30XRP(30単位)贈呈いたします。

 

 

 

(2) SWELLがある

 SWELLってのは、1年に一度のリップルの大会たぬ。

 

ここで、重要な材料発表があるから、その前後には価格が上がりそう〜ってみんな思ってるわけたぬ。

今年はそれが11月7日にあって、上がるぞ上がるぞと言われていたわけたぬ。

 

 

 

・・・このように見ると、リップルに将来性がありそうだっていう判断は確かに根拠のないことではないたぬ。

 

にも関わらず、環はリップルをトレード対象にしたくないたぬ。

それはなぜか。PART2をお楽しみに〜。

 

tanubit.hatenablog.com