大前提: リップル社がSECに訴訟起こされ大暴落がはじまる
今年も暗号資産業界はいろんなことございました。
告発されたBitmexのアーサーが逃亡したり、Paypalがビットコインを導入するという発表があったり。
仮想通貨取引所「BitMEX」のCEOや幹部が訴追される、マネーロンダリング対策を故意に怠った疑い - GIGAZINE
ペイパルの参入、ビットコイン高騰を後押しか:パンテラ・キャピタル | CoinDesk Japan | コインデスク・ジャパン
そして年末、最大級のニュースが業界を襲う!
そう、リップル社がSEC(米証券取引委員会)に訴えられたのであった。
昨日報道されていた通り、SECが正式にRipple社及び、ガーリングハウス現CEO、創業者クリス・ラーセン氏を相手取りXRP発行の際、2013年よりXRPによる$1.3Bの資金調達を行ったとして、またこれが米国における無登録での有価証券販売にあたるとして提訴しました。 https://t.co/tS7Y9HtYLe
— Yudai Suzuki (@9dai_5) 2020年12月22日
リップルをSECが「不可解にも」提訴、XRPは一時13%急落 - Bloomberg
週刊仮想通貨ニュース|米SECのリップル提訴で業界に激震、ビットコイン新高値260万円台到達
報道当初、まずガクっと下げてきましたが、一部のリップラーはこれくらい全然大丈夫大丈夫という感じのことを呟いておりました。武士の情けでツイート貼りませんが、検索したらすぐ出てくると思います。
ですが、
訴状の内容も衝撃的
Guko(@crypt_guko)さんなどが訴状の解説等をしてくれていらっしゃいます。
SECの訴状を読んでる。
— Guko (@crypt_guko) 2020年12月23日
これヤバいな。。完全に殺しに来てる。
そして日本企業(訴状では匿名なので断定するのは失礼だが、恐らくあの会社しかない)との闇のやり取りが詳細に綴られている。
以降、自分が驚いた点をぶら下げていきます
このツイートのツリーを一通り読むと良いと思いますたぬ。
とりわけ、日本に住む日本たぬきとしては、訴状に日本の事例が含まれていることですたぬね。日本の「機関投資家C」が市場価格よりだいぶ安く買える契約を結んでいたということが書いてある。
SECが訴状に挙げた一つの例には、日本の事例も含まれた。内容によると、2018年9月に日本の「機関投資家C」に2018年11月1日〜2021年11月1日の間、最大約800億円分のXRPを、市場流通価格の15%〜30%安く購入できる契約を結んでいた。
こうしたリップル訴訟、詳しい人が見ても、事態は深刻そうです。
なぜSECはRippleを殺しに来ていると自分が思ったかというと、
— Guko (@crypt_guko) 2020年12月24日
・SECは、Rippleが「過去」だけでなく「今」も違法に証券を販売しているという立場
・証券法では様々な適用除外があるにも関わらず、基本的にほぼ全てのXRP販売を違法と主張している
・恐らく内部通報者を通じた情報収集量がエゲツない
わかってねーよぅだからはっきり言うと、今更証券にしますじゃ遅いんだよ。何年もSECと交渉する期間がありながらこんな形で訴追される結果を引き起こしたのはR社であり、それって今までR社がさんざん喧伝してた協調路線とちげーじゃん?って事なわけで先ずそこに対して怒るべきじゃねーの?
— さばCat🇫🇷ツーブロック弁護士連合 (@utah_) 2020年12月24日
他方、大注目を浴びてるこの件に関しては一部「有識者」がなおも沈黙していたり、非常にピリピリした感じが漂っております。
今回のリップル社の件について、有識者はなぜ何も発言しないのでしょうか?
— 加納裕三 (Yuzo Kano) (@YuzoKano) 2020年12月26日
有識者は過去に業界の健全化を掲げて取引所の責任を厳しく追求してきました。
違法な証券募集で当局に提訴された件は十分に公益性があるのではないでしょうか?
今こそ有識者の見解が求められているかと思います。
投資家保護という名目でレバレッジ規制をしたり、疑わしいレベルでしかないテザーによるビットコインの価格操縦を断定的に述べていた某教授などどういう対応を取るのか気になりますね。
なお、この件に関して、リップル社と深い結びつきのあるSBIもお知らせを出しております。
SBIのトップの北尾氏はリップル社役員でもある。
Rippleより、SECによる訴訟の件に関するお知らせ(SBIホールディングス,SBI Ripple Asia,SBI VCトレード)|ニュースリリース|SBIホールディングス
何を言うのかと思いきや、RippleCEOが社員に当てた手紙を公開したものの抄訳でした。なんだこれ?これ見てどうしろというんだ。
と思っていたら、新しいお知らせがきました。
SECによるRippleに対する訴訟提起に関して(SBIホールディングス)|ニュースリリース|SBIホールディングス
「日本でSBIは取引所を続けられる」「業績悪化も大丈夫だと思う」「リップル社がアメリカから引っ越す可能性も検討中」等々のことに言及されておりますが、インセンティブプログラム、もっといえば「investor C」についてなど、もっと他に知りたいことがあるなと思いましたぬき。
暗号資産取引所としての継続可能性、連結業績への悪影響について言及しておりますが、インセンティブプログラム(市場価格よりもかなり安くXRPを買える契約)は?という感想です。 https://t.co/ZjuUv9GFma
— 環 (@tanubitUT) 2020年12月28日
というわけでかなり大暴落した
リップルはもともと長期チャートが相当ひどいチャートでしたが、今回の下げと、その直前の暴騰とを合わせて輪をかけてひどい形になりました。
まず月足がこうだ。絶望的です。
そして引きで見た週足がこう。
直近の日足はこう。
・・・というわけで、前提の復習はこのくらいにしておきましょう。
激ヤバファンダすぎたのでどのタイミングでショートするかという感じ
普段環はリップル全くやりません。
買わないだけでなく、売るのも気が向かないということは去年書いた通りですたぬ。
ですが今回は事態が事態なので、大暴落にのりたいと思いました。
しかし、先ほど一部リップラーが楽観視という話を書いたように、確かに報道最初期から下がったものの、まだ楽観視するホルダーはいるかもしれんな(間主観性です)というものだったかもしれません。まあよくわかりませんが。
ただまあ、ニュースだけで即座に握るというわけにもいかないのは確かで、どうしたもんかと思いながら見送っておりました。
気づいたらポジションもっていた。寝ぼけてショートしていたもよう。
そんで、0.3ドルも割って、あ〜もう間に合わねえかな〜と思いつつBybit見ていたら、いつの間にかポジション持っていた。
気付かなかったがbybitでXRP0.4436ショート約定していてROE1300超えてました。寝る前に指したんすかねこれ。
— 環 (@tanubitUT) 2020年12月27日
いかにも後出しっぽくて嘘くさいんですが、本当なんだなこれが。
一応、ちゃんと戻り売りを見ていたようです。
ROEは現在1300強。しかしこんなXRP増やしても特に嬉しくないし微妙な気持ちです。