前回記事
Trading Viewで移動平均線(EMA)を設定する
まずインジゲーター&ストラテジーを選択たぬ。
そしたら窓にEMAって入れて選択たぬ。
移動平均線(Moving Average)には他にもSMAやWMAなどがあるたぬけど、環はEMAを使ってるからそっちで紹介するたぬ。
なお違いについては「反応が遅くてもいいからダマシが少なめなSMA」「反応が早いけどダマシが多めなEMA」って感じでとりあえずはいいたぬ。
するとこういうやつが出てくるたぬ。歯車のマークを押して設定しようたぬ。
「スタイル」では線の色や太さを決めるたぬ。
「パラメーター」で期間を設定するたぬ。
はい、以上たぬ。
これだと1本しか出ないたぬから、好きな数だすたぬ。ただし無料版では基本的に3つまでたぬ。
以上の手順を繰り返して複数出したらこんな感じたぬ。
現在の環の設定は、25, 75, 200, 500 の4本たぬ。
期間はお好みたぬけど、ビットコインでは500EMAが結構効く気がするたぬから、なるべくなら500は出しておきたいたぬね。
さて準備できたぬきね。それじゃ使い方に移るたぬ。
移動平均線の使い方
① パーフェクトオーダー
パーフェクトオーダーについては前にお話したぬきだけど、重要なのでもう一度見ておくたぬ。
まずパーフェクトオーダーっていうのは、期間の短い順から長い順に、全ての移動平均線がねじれず順番にならんでいる状態のことたぬ。
パーフェクトオーダーが発生しているっていうことは、ほぼ明確にトレンドが発生している状態だっていう風に考えていいたぬ。
実際のチャートで見てみるとこういうやつたぬ。
丸でくくったあたりは、上から順番に25 75 200 500 にならんでいるたぬね?これがパーフェクトオーダーが発生してる状態たぬ。
このチャートは2019年春から夏にかけてのBTCプチバブルの様子たぬ。
プチバブルの時、はっきりとパーフェクトオーダーを伴った上昇トレンドだったことがわかるたぬね。
② ゴールデンクロス/デッドクロス
これらはセットで理解しようたぬ。
短期移動平均線が長期移動平均線とは違う方向に向くっていうのは、短期的な値段の動き方が長期的な動き方と反対になってきたってことたぬ。
ということは、トレンド転換の兆しかもしれないってことたぬ。
ゴールデンクロスなら、長期的には下降していたけど短期的には上昇し始めたってことたぬ。デッドクロスはその逆たぬ。
例えばこんな感じたぬ。
ゴールデンクロス後、価格は倍以上まで上がったぬき。これもさっきと同じプチバブルの様子たぬ。
さて、このシグナルは非常に人気があるたぬ。
MACDというインジゲーターはこのクロスに特化したものたぬし、入門用のテクニカル本にも必ずと言っていいくらい書かれているたぬ。youtubeやTwitterでも相場分析している人たち(というか、煽り屋)が頻繁に出してくるたぬ。
・・・でも環的にはなんでこれを入門たぬきに勧めちゃうかな〜って思うたぬ。
このシグナルはダマシ(結局読み通りにならなずに終わること)もかなり多いたぬから、クロスしたからってだけでエントリーするのはとても危険たぬ。特にEMAではダマシはより多いたぬ。
例えばこんな感じたぬ。
これはゴールデンクロスの後すぐに下がって行ってしまってる様子たぬ。全然ゴールデンクロスが指標として機能しなかったわけたぬ。
はっきり言って、クロスは単体で使えるようなシグナルでは全くないたぬ。
特に短期トレードでは、むしろ無視した方がいいんじゃないかって思うたぬ。コロコロろすぐにクロスを繰り返すからたぬ。
新規エントリーというより、すでにポジションを持っているときの利確や損切りの合図として使うことの方が無難だと思うたぬ。
③ サポート/レジスタンスとして使う
特に長期移動平均線は、トレンドに対してサポートやレジスタンスを示唆するものとして使えるたぬ。
上昇トレンド時ならサポート、下降トレンド時ならレジスタンスたぬ。
例えばこんな感じたぬ。青の200EMAを見て欲しいたぬ。
水色で丸つけたあたりみてくれたぬ。青の200EMAまで落ちてくると、そこで反発している=サポートされているってことがわかるたぬね?
環の使い方紹介
さっき言ったように、②の使い方、つまり「クロス」はエントリー根拠には使いにくいたぬ。
そんなわけで環は②「クロス」はほぼ使ってないたぬ。他にもっといいシグナルはあるたぬ。
移動平均線を使うやり方としては、①パーフェクトオーダーと③サポート/レジスタンスは使っているたぬ。
オススメの使い方は①と③を組み合わせて使うことたぬ。
つまり、「パーフェクトオーダー発生中の長期平均線をサポートorレジスタンスとして使う」ってことたぬ。
実はそのような例はさっき貼ってるたぬ。これたぬ。
これは、パーフェクトオーダーが発生していて、かつ200EMAがサポートとして機能している例だったわけたぬ。*1
この画像は今年春から夏にかけてのプチバブルたぬ。
つまりこの移動平均線の使い方だけでも、バブルにうまく乗じることができたはずってことたぬ。
このように、移動平均線はシンプルだし、どこにでも書いてあるような基本たぬけど、それだけ参考にしている人がいるわけたぬ。
そしてそれだけ参考にしている人がいるからこそ、例えばサポートとして意識して、そこに買いが集中することによって実際にサポートとして機能しうる・・・と言った感じになるたぬね。
以前「第1回 ネックラインとトレンド 」でも書いたことたぬけど、サポートやレジスタンスは不思議な魔力で反発するわけではないたぬ。そこがトレーダーたちに意識されているからこそ機能するわけたぬ。移動平均線をサポートとして使うときも同じたぬ。
そういじゃ今回はこの辺で。またね〜たぬ。