たぬきの気持ち
Twitterで予告していたように、今日は珍しく、今後どうなりそうかな〜と思っているかのお気持ちを表明するたぬ。
— 環(東大たぬき) (@tanubitUT) 2019年11月24日
・・・「城之内死す」みたいな予告たぬね。
以下、あくまでもお気持ち、もしくは妄想だと思ってほしいたぬ。
さて、環は10月後半からずっと下目線たぬ。
もっと正確には8月からずっと下目線で、10月頭の一時期だけ上目線にしたけど、思い直してまた下向きにしたわけたぬね。
参考: 一時的にロング目線だった時。結局負けた。
そして、Twitterで何度か書いたように、来年3月くらいまでは本命ロングはまずありえないっていう気持ちたぬ。逆張りでチョコチョコ低ロットでは握るたぬけど、基本的にはまだいつ暴落するかわからんって気持ちたぬ。
ありえそうな中で一番嫌なシナリオはこんな感じたぬかね〜 pic.twitter.com/oLmK7mos2F
— 環(東大たぬき) (@tanubitUT) November 20, 2019
買い煽り盲信たぬきたちには言いにくいんだけども、もうビットコインちゃんはダメかもしれんたぬ・・・。悲しいたぬ〜。ビットコインそのものの追悼記事を書くことになるかもしれんたぬ。 pic.twitter.com/vfjEmGMYKD
— 環(東大たぬき) (@tanubitUT) November 25, 2019
それでは以下、具体的な懸念ポイントたぬ。
① テクニカル
まずチャートからたぬ。
テクニカル的なポイントは、
(1)次のサポートラインは6200-5700くらい:
水色の破線が5700くらいたぬ。引き方によっては6200に引けないこともないかなって感じもするたぬけど、どっちみちまだかなり落下できる空間が空いてるたぬ。
(2) 日足500EMA割れ+4時間足下降パーフェクトオーダー
今貼ったやつだとごちゃっとしてるから、貼り直すたぬ。
日足だとまだパーフェクトオーダーになってないたぬけど、4時間足ではすでに下降パーフェクトオーダーでてるたぬ。
・・・どちらにしても、なかなかの弱気シグナルたぬ。
日足はまだパーフェクトオーダーになってないたぬけど、なったときには手遅れな気がするたぬ。
これら二つはすでに十分ヤバイ兆候たぬ。
けども、このブログ読んでくれてる方はわかると思うけど、環はテクニカルだけでは根拠薄弱だと思ってるたぬ。
そんなわけで他の要素もチェックするたぬ。
② 出来高がしょぼい
これは単純だけども本質的たぬ。
出来高だけではトレードすることの十分条件にはならんたぬけど、重要な局面では必要条件になるたぬ。
じゃ、今はどうなってるか。数年分見れるように画像に出したぬき。
こうやってみると、今の出来高のショボさは2016年以来最低水準たぬ。
出来高が増加しない限り健全な上昇もバブルも期待できないたぬ。
③ 損益分岐ライン
損益分岐ラインて何?ってたぬきはこの記事みといてね。たぬ。
(1) 損益分岐ライン割れ
ここ1か月ほどで、2度も割れているたぬ。
参考 1回目
参考 2回目
これは由々しき事態たぬ。
1回目はすぐに戻してきたけども、今回(2回目)は未だ割ったままで、そろそろ1週間を迎えようとしているたぬ。
追記: この記事を書いてる途中に、ヒゲで上抜けたぬきけど、やっぱり実体レベルではまだ上抜けできてないたぬ。
まさかマイナー損益分岐ラインがロールリバーサルとかそんな悪夢みたいなギャグないたぬよね?
— 環(東大たぬき) (@tanubitUT) 2019年11月27日
(2) さらに引き下げもあり
分岐ライン引き下げ(相対的なコスト減)は、予想される最悪の事態に一歩近づいた状況かもしれんたぬ。
そして今回(2回目)は、ただ割っただけでなくこの引き下げも発生したぬき。
分岐ライン割れの詳細やそれに関する最悪の事態について、詳しくはこれ見てね。たぬ。
④ OI
そしてここ数日、OIもなんだか不穏、というか不審だっていう話を、27日付けの記録に書いたぬき。詳しくはそっち見てねたぬ。
ついでに言っとくと、逆三尊を作りに来た27日夜の急騰はただのショートカバーっぽいたぬ。
Bitfinexのドル建てショート(BTCUSD)はこのサイトでも見れるたぬ。 https://bullbearanalyzer.com/lschecker/
⑤ バブル崩壊時に似ている
以上、OIとファンダ的なポイントたぬ。
ここで再びテクニカルに戻るたぬ。
環がこれまで勝ててきたことの、大部分は今から貼る画像のおかげたぬ。
9月末から10月頭にかけて調整した、以下のラインがかなりの程度当たってくれなければ、今頃やる気を失って株ばっかやってたと思うたぬ。
以下、このありがた〜い描画画像を「予言書」と呼ぶたぬ。
「・・・予言書だって?ふざけとるのか?」って言われそうたぬね。
ふざけてるたぬよ。だからここから先は無理に読まないでいいたぬ。
じゃ、ふざけているのを承知で見たいたぬきたちだけ、見て行ってね。たぬ。
この予言書は、2017年末からのバブル崩壊の過程を、2019年夏のプチバブル崩壊過程がトレースしているのではないか、という仮説的妄想に基づいて制作されたぬき。
(1) みんなが似てると思っていたところ
確かに、今年が先のバブル崩壊時に似てるというのは、多くのトレーダーに気づかれていたとおもうたぬ。
ただし、それはこの辺りのことたぬ。
確かに似てるたぬよね〜。
どっちもネックラインブレイクして、一段下げてきてるんじゃない?って感じたぬよね。
そうだとすると、この水色でくくったあたりで、今年春のような上昇トレンドへの転換が始まったって思ったんじゃないだろか?たぬ。
で、そうなったんか?っていうと、まだ途中だからこれから変わる余地はあるたぬけど、1か月かけて全戻しし、しかも安値更新しているたぬ。
・・・ただし、これだけではまだ予言が外れた!とまで言えるかは微妙たぬ。
この観点では少なくともエリオット的な上昇は見込めない
ただ、安値更新した時点で、この水色を根拠にエリオットの上昇波動を適用する可能性は明確に否定されたと考えられるたぬ。
なぜか。
まず、11月末の安値更によって、水色部分がエリオット1波である可能性は否定されたぬき。
なぜなら、そうだとするとエリオット2波になるはずの下降で1波の起点を安値更新していることになるたぬけど、エリオット波動プリンシプル(理論)では、起点割れしたものは2波として扱えないとしているからたぬ。
また、11月の安値更新云々以前に、この水色はエリオット3波でもありえないたぬ。
なぜなら、今言ったようにエリオット2波は1波の起点を下回ってはいけないたぬけど、この水色の直前には9月末の安値を更新してしまっているからたぬ。
そんなわけで、少なくともエリオット的には上昇を期待できる局面ではないたぬ。
もっと厳格な条件を課すダウ理論などではなおさらたぬ。
そして、そうだとすると、やはりこの水色のバイーンはトレンド転換ではなかったし、この水色をトレンド転換と見なすような予言は外れたと見なすべきなんじゃないか?たぬ。
(2) 環が似てると思っていたところ
けれども、環の予言書はみんなが意識していた(1)とは異なる点に注目して作られているたぬ。
実はこのことについて、Twitterでもちらっと言っていたぬきね。
1枚目が去年の11月、2枚目が今年の9月たぬ。
— 環(東大たぬき) (@tanubitUT) 2019年11月20日
この2枚目が1枚目に似ているって最初言われてたぬきけど、環が最初から違うと思ってしばらくロング目線だったぬき。結局ロング目線は2週間で撤回したぬきけど、これが1枚目と違うと思うのは今も同じたぬ。
なんでか。別のところに似ていると思うからたぬ。 pic.twitter.com/ezFvLkhgq4
10月版予言書
じゃそれはどこなのか、っていうのが今貼った予言書たぬ。もう一回貼っとくたぬ。
9月末にブレイクされたのが、右のオレンジのラインたぬ。
「ここに似ている左側ってどこか・・・」というときに、「水色の水平線だ」っていう答えを出したのがさっきの(1)たぬね。そしてこれは、11月末まで待ってみたらハズレっぽいんじゃないかな〜ってのがさっき見てきたことたぬ。
一見すると確かに水色に対応するように見えるたぬけど、環は左側のオレンジ水平線だって答えた、それがこの予言書の始まりたぬ。
この時の工夫は、ダブルトップを一つの山として数えたことたぬ。
6〜7月のダブルトップは別々の山に数えたくなるけども、こうやって圧縮して表示したら一個でいいたぬ。
このようにして、「トレースの仮説」をつくったら、あとはその仮説に従って、左側で引いたラインに対応するように、右側にも描き込んでみたわけたぬ。
もちろん具体的な引き方の根拠はいくつもあって、色々検討した結果、概ねこんな感じだろうねっていうのがこの予言書たぬ。
そんなわけで予言書っていう名前はあながちテキトーじゃなくて、作成時点では、左側でも右側でもローソク足に従ってかけたのはせいぜいオレンジの線だけで、あとは「もし左側をトレースするなら」ということだけに従って何もない白紙状態のところに線を引いたわけたぬ。
11月版予言書
・・・で、これがどうなったか。
ヒゲか実体かなど、いくつかの微調整を加えた現時点での予言書と共に、10月以降の価格を見てみるたぬ。
まず、10月版からの変更点は、覚えている限りでは、
- 緑の破線だったところを緑の実線に変えて、それに合わせて破線を引き上げた。
- 各チャネルを複製した、同じ値幅のサブチャネルを上下に足した。
- 注目すべき山を2 つから5つにした。
おおよそこのあたりたぬ。
そして予言書が効いてるってことは、すでにツイートにも暗示されていたぬき。
ぴったりたぬき〜 pic.twitter.com/NP8OwLAJv1
— 環(東大たぬき) (@tanubitUT) 2019年11月21日
この11月版予言書がいかにして予言書たりえているか、というのは左側と右側を比較しないとわからんたぬよね。じゃ、見とくたぬ。
・・・描画を増やしたら一枚におさめるとごちゃっとなったので、左側と右側を別々にスクショして並べておくたぬ。便利なようにOI情報とかも載せておくたぬ。
環としてはかなり美しい描画だと思うたぬけど、どうかな?たぬ。
11月版予言書の現時点での成果
特に以下の的中は(環の収益的には)大きな意味があったぬきね。
- オレンジ水平線のロールリバーサール
- グリーン水平線のサポート
- レッド下降チャネル中央ラインのレジスタンス
今のところ、まだトレースされてないのはピンク下降チャネル下段に到達することたぬ。
完全なトレースだったらオレンジをブレイクした後に、黄色い右向き矢印のあたりまで落ちなくてはならなかったぬきけど、それだけはいまのところ未達成たぬね。
ただ、これは水色のラインまでの下落と同時に達成される可能性もあるので、まだ反証だとは言えないかもたぬ。
さいごに、野暮だけど一応注意。
注意① この「予言書」っていうのは単なる名前たぬ。しかも最初にいったようにふざけたネーミングたぬ。
だから、これは「ガチで神に告げられた未来の予言」とかじゃないし、トレードやろうとする時には明らかにそんなもん信じない方がいいたぬ。
本気でそんな意味で「予言」とかいってる予想屋を見たら、そいつは詐欺師か頭がおかしいかだと思った方がいいたぬ。
環は正気なので、神や未来人と交信できんたぬ。
だからこの予言書は、他の全ての分析同様、絶対的真理でももちろんありえないたぬ。
「じゃ予言なんてオカルト専用語を使うなや」・・・って言われそうだから、先に言っておくたぬね。
「予言」は必ずしもオカルト的な意味だけの言葉じゃないたぬ。というかむしろ科学論でよく出てくる言葉たぬ。
科学論や科学哲学の本を読んだたぬきは知ってると思うけど、「科学理論が未来の現象を予想すること」を、ふつう「予言」っていうたぬ。
ある科学理論が優れてるかどうかの判断材料の1つは、まさに予言するパワーがあるかないかたぬ。
この意味での「予言」は現代の科学論でも普通に使われる言葉だし、科学史でも頻繁に登場するたぬ。
そんなわけで、この予言書の「予言」って名前はいかがわしいものじゃないし、オカルト的な何かは期待しないでね。たぬ。少なくとも予言書制作者である環自身はそういう意図を全く込めていないたぬ。
注意② この予言書自体はテクニカル分析だけで描かれてるたぬ。
「BTC記録」をみてもらったらわかるように、環は普段のトレードではOIとファンダを重視してるたぬ。
だから、直近未来の予想として予言書の予言が信頼できそうかどうかも、その時々のOIとファンダの分析で補強すべきたぬ。
そんなわけで、この予言書は、オカルト的真実でもなければ、分析としても補強が必要な見取り図にすぎないたぬ。
余談のよっちゃん。3月以降は?
最後に、3月以降について現時点で考えてることを少しだけお話しするたぬ。
さしあたって先の予言書の有効期間は3月までたぬ。3月という締め切りは、11月版予言書の右端にあるピンクの垂直線がそれたぬ。
四半期の区切りであるっていうこともそうたぬけども、弱気のお気持ちが3月までで一旦おしまいっていう理由はいくつかあるたぬけども、
(1) CME先物
まず11月時点で、CME先物の一番先の臨月は3月たぬ。
先物についてはそのうち記事にまとめるたぬけど、とりあえずここで簡単にコンタンゴとバックワーデーションの話だけしとくたぬ。
- コンタンゴ :先物の臨月が先であるほど高い価格になってること。これは先物価格が正常な状態たぬ。
- バックワーデーション :コンタンゴと真逆で、期近の価格ほど高い価格になってること。これは先物価格が異常な状態たぬ。相場が極端な弱気に傾いているときに起きがち。
信頼できる説明のソースとしてとりあえず楽天証券公式が説明してるリンクを貼っておくたぬ。第7章 先物取引の説明 コンタンゴとバックワーデーション | 入門講座 | 海外先物取引 | 楽天証券
で、今のビットコインのCME先物はコンタンゴなう、つまり正常化してるたぬ。
これだけみれば、基本的には時間が経つにつれて価格があがるんじゃないかという気がするたぬ。
(2) 2020年5月に半減期
5月には4年に一度の半減期があるたぬ。半減期っていうのは、マイニング報酬が半減される時期のことたぬ。
なんのためにあるのかっちゅ〜と、ビットコインが供給過多になってインフレするのを防止するための工夫たぬ。
これが価格に影響を与える可能性を、すご〜く大雑把にいえば・・・
マイニング報酬半減→マイナーは仕事を減らす→需要>供給になる→価格が上がる
っていうことたぬね。
腹にMって書いてあるたぬきがマイナー、それ以外がマーケット参加者たぬ。
これについては以前書いた姉妹ブログの記事にも書いたので、そっち見てね。たぬ。
ただしこれは入門ブログの方の記事だから、このブログほど詳しい説明じゃないたぬけど。
東京オリンピックには特に期待できない
「東京オリンピックに向けて爆上げや!」みたいなこと言ってる方もいるたぬけども、どういう理屈でそうなるのかはよくわからんたぬ。
(1) オリンピックで景気が良くなるケース
仮にオリンピックで景気が上がったら株価上昇を伴うと予期されるわけたぬけど、基本的には株価とビットコイン価格は逆相関しがちたぬ。
つまり株価が上がるとむしろビットコインはきびし〜感じになりがちってことたぬ。
(2) オリンピックで景気が良くならないケース
じゃ逆に「オリンピックのせいで景気悪化し、株価が下がったからビットコインが上がる」っていうケースを考えるたぬ。
これは逆相関という特徴からは確かにありえることだけども、「オリンピックのせいで景気が悪くなる」という事態が発生するってのがどういうことなのかいまいちよくわからんたぬ。
そして、現時点で「オリンピックのせいで景気が悪くなる」という根拠ある予想を立てられるのはすごいな〜と思うたぬ。
すごいことたぬから、その辺にいるわけのわからないビットコイン買い煽り屋が立てられるシナリオだとは思えないたぬ。
(3) 仮に上がったとしても、多分それはオリンピックのおかげじゃない。
さっきも言ったように、8月のオリンピック以前に半減期があるたぬ。
だから、たまたまオリンピックの頃に価格が上がったとしたら、むしろその原因は半減期の方に求める方が理にかなっているたぬ。
そもそも最初から「オリンピックイヤーに半減期を設定」しているのだから、そうなったとしても当たり前の一致たぬ。強い言い方をすれば、オリンピックは擬似相関にすぎないたぬ。
・・・そんなわけで、オリンピックと景気がどっちに転ぶケースにしても、「オリンピックのためにビットコインが上がる」ということはあんまり考えられないかな〜たぬ。
オリンピック委員会が、会場でも物販をBTC払いにするなどしたら別たぬけど、まああんまり考えられないし、現時点ではそう考える根拠は全くないたぬ。
むしろ東京都が独自デジタル通貨発行を検討していることから、仮にデジタル通貨払いを導入したとしても、その通貨を使わせたいだろうからBTCの採用は嫌うんじゃないかって気がするたぬたぬ。
キャッシュレス化の促進は、都民や外国人旅行者の利便性向上はもとより、決済データを活用した新たなサービスの創出等に繋がる、重要な成長戦略であります。今年度より開始するモデル事業では、SDGsの推進に貢献された皆様に、民間の決済サービスで利用できる都独自のデジタル通貨を発行し、キャッシュレス決済の拡大に繋げてまいります。
令和元年第三回都議会定例会 知事所信表明|東京都 (強調は引用者)
以上、長いけども読んでくれてありがとねたぬ。
この記事読んでもわかるように、環はブログにまとめる前にツイートしてる内容も少なくないたぬ。Twitterもよろしくたぬ〜。