年末から年始にかけてショートをちまちま試していたけども、あまりぱっとしなかったぬきね。反省会するたぬ。
まず今回の記事でのエントリーはいかに印をつけたあたりたぬ。
丸をつけたのは勝ち、バツは負けたぬ。
負けショート時のツイート
ちびっとビットコショート
— 環(東大たぬき) (@tanubitUT) 2020年1月5日
① テクニカル
上の画像の通り、今回やったことは非常に単純で、グリーンをオーバーシュートしたら叩き売りを入れただけたぬ。
・・・ただし、引っ張りすぎてしまい、結果あまり値幅が取れず利確になったぬきね。
どの辺くらいまで待ちたかったかっていうと、上のチャートのレッド太線たぬ。
結局、「このままじゃ含み益無くなりそう」っていう段階になって利確を繰り返した抜きね。
② 出来高
ツイッターでこんな画像貼ったぬき。
ビットコイン。この辺りが寂しいたぬ。 pic.twitter.com/M1ryfwtqRd
— 環(東大たぬき) (@tanubitUT) 2020年1月1日
さっき、チャートのレッド太線まで引っ張りたかったって言ったけども、それは単にチャート分析だけではなかったぬき。
画像のように、そのあたり(6500ドル付近)は出来高も谷になっているところだったぬき。
二つの根拠が同じ価格帯を指していたので、根拠としては強められていたわけたぬ。
なおVPVRの見方は↓の記事にまとめてあるから、そっちみてねたぬ。
③ Tether資産減
これは3回目の負けショートに関わることたぬ。
USDT 時価総額:$4,162,997,298 (+0.8% ↑)
— BTC情報アラート📊 (@btc_status) 2020年1月5日
USDT 価格:$1.013 (+0.8% ↑)
BTC 価格:$7,430 (+1.2% ↑)
Tether 公式情報(最終更新:1/5 19:00)
総資産:$4,834,232,678 (+0.1% ↑)
負債:$4,653,270,315 (-1.2% ↓)
負債超過資産額:$180,962,363 (+49.9% ↑) pic.twitter.com/4WikVFeFMX
最近の推移からすると結構急な減少だったぬき。
そして過去にもこういう感じで、それまで堅調に推移してきた資産が急に赤になったあたりでひと下げきてた気がするたぬ。(どっかにデータないか探したけども見つからず...)
そんなわけで、3回目もやっぱりグリーン付近でショート入れたわけだけども、失敗でしたぬき。
いわゆる「地政学的リスク」?
地政学的リスクにカギカッコを振っているのは、この言葉が学問的に厳密な意味を持っているかどうかがよくわからず、むしろジャーナリスティックな文脈でよく使われていることを考慮してのことですたぬ。
・・・今イランでちょっときな臭いことになってるたぬね。
それはマーケットにも顕著に影響が出ていてるたぬ。
例えば安全資産とされるゴールドはめっちゃ暴騰したぬき。
・・・昨今ビットコインが上がった原因の一つは、イランのことが多少なりとも関係しそうな感じがするたぬ。
実際、イランではビットコイン取引価格が他の地域よりも4倍近く急騰していることは、イランの人たちが今回の件を受けて資産をビットコインに逃がそうとしているなんかを思わせるたぬ。
避難通貨として機能か 仮想通貨ビットコイン、イランで急騰 米国との関係悪化受け【ニュース】 | Cointelegraph
ある地域の緊張状態が、マーケットになんらかの影響を与えることをよく「地政学的リスク」とかいうたぬけど、こうしたことがビットコインにも関係しそうだということをもっと意識しようと思ったぬき。
・・・ただし、この件についてはまだ色々調べ中たぬ。
イランのビットコイン出来高。
— 環(東大たぬき) (@tanubitUT) 2020年1月6日
「他地域の4倍に急騰」と聞いたから、年末くらいからめっちゃ出来高祭りになってるんじゃないかと思ったけども、チャートみると無に等しいたぬ。何かデータの取り方の問題なんでしょうか?たぬ。 pic.twitter.com/a7VEiPDs3z
アルゼンチンの例
例えばこの件以外でも、昨夏にアルゼンチンで債務危機が起きたけども、その時にも話題になってたぬきね。
・・・ただ、そういう話はなかなか価格との因果関係を特定しにくいと環は思うたぬ。
経済学者とかが論じても、それでもあってるかどうかわからないようなことを一個人のトレーダーが直ちに実用できるかには懐疑的たぬ。
アルゼンチンにおける出来高を調べてみたぬき。
Coin Dance | LocalBitcoins Volume (Argentina)
・・・確かに、報道があった8月末をみると、ぐいっと出来高が伸びてるたぬね。
しかし、これがどこまで影響力があったかはよくわからない点があるたぬ。
(1) デフォルト扱いはすぐに解消された
まず、デフォルト扱いはすぐに解消されたぬき。
フィッチ、アルゼンチンの「デフォルト」状態解消 :日本経済新聞
だから継続的な影響力がどれくらいあったかはよくわからないたぬ。
(2) そもそも右肩上がりじゃね?
上に貼った出来高の画像を見ると、そもそも右肩上がりで出来高が増えてるように見えるたぬ。
どっちかっていうと年末に突き出てるところの方が目につくたぬ。
この右肩上がり自体が経済不安のためだ、とかなら話は別たぬけども、少なくとも8月に報道されたデフォルト(危機)問題がどれだけ関係あったかは、ちょっとこれだけみてもあんまりわからないたぬ。
そんなわけで、「地政学的リスク」を意識することは大事そうだという気がする一方で、果たしてどれだけそれを「分析」できるのか、そしてトレードに盛り込めるのかということはそう簡単ではなさそうな感じたぬ。
なお言うまでもないと思うたぬけども、環はマクロ経済や政治地理学の専門家ではない(本業は大学生です)ので、単に環がよくわかってないだけという可能性もおおいにありますたぬ。