たんたん環の仮想通貨NFT

かびたぬと再会する日まで頑張ります

2020年1月6日 地味ィなBTCトレード記録+「地政学的リスク」について

 

年末から年始にかけてショートをちまちま試していたけども、あまりぱっとしなかったぬきね。反省会するたぬ。

 

まず今回の記事でのエントリーはいかに印をつけたあたりたぬ。

丸をつけたのは勝ち、バツは負けたぬ。

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負けショート時のツイート

 

 

① テクニカル

上の画像の通り、今回やったことは非常に単純で、グリーンをオーバーシュートしたら叩き売りを入れただけたぬ。

 

・・・ただし、引っ張りすぎてしまい、結果あまり値幅が取れず利確になったぬきね。

どの辺くらいまで待ちたかったかっていうと、上のチャートのレッド太線たぬ。

 

結局、「このままじゃ含み益無くなりそう」っていう段階になって利確を繰り返した抜きね。

 

 

出来高

ツイッターでこんな画像貼ったぬき。

 

さっき、チャートのレッド太線まで引っ張りたかったって言ったけども、それは単にチャート分析だけではなかったぬき。

画像のように、そのあたり(6500ドル付近)は出来高も谷になっているところだったぬき。

 

二つの根拠が同じ価格帯を指していたので、根拠としては強められていたわけたぬ。

 

 

なおVPVRの見方は↓の記事にまとめてあるから、そっちみてねたぬ。

tanubit.hatenablog.com

 

 

③ Tether資産減

これは3回目の負けショートに関わることたぬ。

 

最近の推移からすると結構急な減少だったぬき。

そして過去にもこういう感じで、それまで堅調に推移してきた資産が急に赤になったあたりでひと下げきてた気がするたぬ。(どっかにデータないか探したけども見つからず...)

 

そんなわけで、3回目もやっぱりグリーン付近でショート入れたわけだけども、失敗でしたぬき。

 

 

 

いわゆる「地政学的リスク」?

地政学的リスクにカギカッコを振っているのは、この言葉が学問的に厳密な意味を持っているかどうかがよくわからず、むしろジャーナリスティックな文脈でよく使われていることを考慮してのことですたぬ。

 

・・・今イランでちょっときな臭いことになってるたぬね。

 

それはマーケットにも顕著に影響が出ていてるたぬ。

 

例えば安全資産とされるゴールドはめっちゃ暴騰したぬき。

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・・・昨今ビットコインが上がった原因の一つは、イランのことが多少なりとも関係しそうな感じがするたぬ。

 

 

実際、イランではビットコイン取引価格が他の地域よりも4倍近く急騰していることは、イランの人たちが今回の件を受けて資産をビットコインに逃がそうとしているなんかを思わせるたぬ。

避難通貨として機能か 仮想通貨ビットコイン、イランで急騰 米国との関係悪化受け【ニュース】 | Cointelegraph

 

ある地域の緊張状態が、マーケットになんらかの影響を与えることをよく「地政学的リスク」とかいうたぬけど、こうしたことがビットコインにも関係しそうだということをもっと意識しようと思ったぬき。

 

・・・ただし、この件についてはまだ色々調べ中たぬ。

 

 

アルゼンチンの例

例えばこの件以外でも、昨夏にアルゼンチンで債務危機が起きたけども、その時にも話題になってたぬきね。

 

・・・ただ、そういう話はなかなか価格との因果関係を特定しにくいと環は思うたぬ。

経済学者とかが論じても、それでもあってるかどうかわからないようなことを一個人のトレーダーが直ちに実用できるかには懐疑的たぬ。

 

アルゼンチンにおける出来高を調べてみたぬき。

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Coin Dance | LocalBitcoins Volume (Argentina)

 

・・・確かに、報道があった8月末をみると、ぐいっと出来高が伸びてるたぬね。

 

しかし、これがどこまで影響力があったかはよくわからない点があるたぬ。

 

(1) デフォルト扱いはすぐに解消された

まず、デフォルト扱いはすぐに解消されたぬき。

フィッチ、アルゼンチンの「デフォルト」状態解消 :日本経済新聞

 

だから継続的な影響力がどれくらいあったかはよくわからないたぬ。

 

(2) そもそも右肩上がりじゃね?

上に貼った出来高の画像を見ると、そもそも右肩上がりで出来高が増えてるように見えるたぬ。

どっちかっていうと年末に突き出てるところの方が目につくたぬ。

 

この右肩上がり自体が経済不安のためだ、とかなら話は別たぬけども、少なくとも8月に報道されたデフォルト(危機)問題がどれだけ関係あったかは、ちょっとこれだけみてもあんまりわからないたぬ。

 

 

そんなわけで、「地政学的リスク」を意識することは大事そうだという気がする一方で、果たしてどれだけそれを「分析」できるのか、そしてトレードに盛り込めるのかということはそう簡単ではなさそうな感じたぬ。

 

 

なお言うまでもないと思うたぬけども、環はマクロ経済や政治地理学の専門家ではない(本業は大学生です)ので、単に環がよくわかってないだけという可能性もおおいにありますたぬ。

twitter.com

ビットコインの、あの「予言書」とやらはどうなったのか?環ちゃん息してるの?(12月後半までの結果確認)

( 12月18日時点)

「あの予言書」とは何のことか

先月末、環は「予言書」と称した、実にうさんくせ〜名前のチャート分析を載っけたのを覚えているかな?たぬ。

 

これからが本当の地獄だ ビットコイン3月までの妄想と「予言」」の後半に載せたやつたぬね。非常に長い記事なので、↓のリンクから飛ぶと当該の部分に飛べるようにしといたぬき。

tanubit.hatenablog.com

 

この「予言書」は10月に作られはじめ、11月に修正したものたぬ。

 

「予言書」っていう命名「ふざけてるから」といったけども、もう一つの側面があって、明らかに胡散臭い名前をつけることで「真に受けないでね」ということをアピールする目的があったぬきね。

 

だから、この名前を見て「今回ばかりは環の話聞かんどこ」と思ったぬきがいたとすれば、計画通り!たぬ。

 

あの通りにトレードされても全く責任取れんし、第一あれは普通の意味での予言では全くない、純粋なテクニカル分析だったぬき。

ただのテクニカルなので、みなさん自分の腕を信じて自分で分析やるべし!たぬ。

 

 

・・・そして環は環自身の腕を信じて、あの予言書=テクニカル分析に沿ってずっとチェックしていたわけたぬね。

 

予言書は結局どうなったか。

まず、予言書に加えて、11月時点での価格推移予想を貼っておくたぬ。これはツイッターでも貼ったやつたぬね。

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11月版予言書+11月時点での価格推移予想

 

ご覧のように、黄色い水平線を除いて、この価格予想の折り返しポイントは予言書の予言そのものたぬ。

 

 

それを↓と見比べて見てほしいたぬ。

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予想通りではなかったところ

  • ① 100-200ドルほど、さっき貼った価格予想より下がっているポイントがある
  • (② 実際には反発が思ったよりしょぼかった。黄色い水平線まで来なかった)

 

予想通りといって良さそうなところ

  • それら以外の、日足で見た基本的な価格推移

 

 

・・・先の2点以外はほぼ予言書ベースの価格予想と同じようなもんではなかろーか?と環には見えるたぬけども、どうかな?たぬ。

 

 

ただし、反発予想に使った黄色い水平線自体は予言書ではないたぬ。

これは予言書のページ見て欲しいたぬけども、黄色線は予言書には最初から含まれておらず、短期的に効いたと思われるレジスタンスを予言書の上に書き込んでるだけたぬ。

そんなわけで、②に関しては予言書のせいではなくて、単に短期的な分析の問題たぬ。

 

他方、①については、予言書よりも少し下回ってるのは事実たぬから、こちらは予言書が100%的中したわけではないことを表してるたぬ。

でも最初から言ってるようにこれはホンモノのオカルト予言書ではなくただのテクニカル分析なので、環にはカンベンしてやろうと思える許容範囲たぬ。

 

そして、100-200ドルのズレがあるとはいえ、チャートの形はほぼ同じで、サポート/レジスタンスのタイミングもかなり有用だったと環は思うたぬ。

 

結論(現在時点での暫定)

予言書の結果中間発表: 優秀なラインだった」と言ってもいいでしょう。

 

・・・タイトルについていうと、環ちゃん息してるたぬね。

むしろ予想がうまくハマったことに興奮して過呼吸にならないようにしたいところたぬ。

 

 

ただし、予言書の有効期間は3月までたぬ。

まだもう1期残ってるたぬから、後半戦も気が抜けないたぬね。

 

twitter.com

ビットコイン分析方法のまとめ

 

BTC分析方法の記事もたまってきたぬき。

パートいくつ、みたいなシリーズものもあるので、一旦このへんでまとめページを作っとくたぬね。随時更新するたぬ。

 

 

「分析どころかまだ入門段階だよ〜」ってたぬきはこちらのまとめから先にチェックしてね〜〜たぬ。

tanubit.hatenablog.com

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OI分析

: 環はOI(=ポジション=建玉)の分析を重視してるたぬ。

PART1 基礎編 ビットコインのOI(建玉)を読む (PART1改)

PART2 UST編 Tether(テザー)建てポジションという秘密 (OI分析PART2)

PART3 クソポジ編 クソポジチェッカーの使い方 (OI分析PART3)

PART4 例外編 現引き・現渡しはビットコインでもあるよ (OI分析PART4)

 

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OI分析の基本はこんな感じ

 

 

板読み

: テープリーディング=板読みも必ず押さえておきたいところたぬ。

PART1 基礎編 テープリーディング(板読み)の基本(PART1)

 

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テープリーディングするリバモアたぬき

 

 

マイニングコスト

PART1 基礎編 マイニングコスト(採掘原価)とBitcoin価格 PART1

PART2 例外編 もしもマイナーの損益分岐点を下回ったなら (PART2)

PART3 異常事態編 もしもマイナーの損益分岐点を下回り続けているとしたら (PART3)

 

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損益分岐ラインのキホン

 

 

その他のコインとの関係など

テザーとビットコイン Tether(テザー)入門 —Bitcoinファンダメンタル分析としてのUSDT

 

 

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テザー・・・

 

 

もしもマイナーの損益分岐点をずっと下回り続けているとしたら ( 誇大妄想編)

 

マイナーの損益分岐点PART2までの復習

それぞれ大雑把に要約すると、

  • PART1 マイナー損益分岐ラインは、基本的にBTC価格のストッパーとして機能すると予想される
  • PART2 もしも下回ったとき、一定の兆候が見られたら要注意かもしんないよ(妄想)

 

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今回はPART2をさらに進めたものとして、環の誇大妄想を少しお話するたぬ。

ニュートラルに「考察」といってもいいたぬけど、「妄想」っていうのは重要そうだけど自信がない(ふりをする)時にトレーダーがよく使うジャーゴンたぬ。

 

これは未だ実用的な分析ではなく、まだまだ検証を要する仮説たぬから、話半分で聞いてほしいたぬ。

特にビギナーたぬきたちは、混乱しそうだと思うなら今回は読まなくてもいいたぬ。

 

じゃ、そういうわけで、気になる方だけ懐疑的に続きを読んでね。たぬ。

 

 

もしもマイナーの損益分岐点をずっと下回り続けているとしたら

まず、予期されるマイナーの損益分岐ラインを長期間割り込み続ける状況というのは、環の知ってる限りではほとんどないたぬ。

 

例えば2018年初頭くらいの大暴落時を見てみようたぬ。

 

まず、これはCoinbaseのものたぬ。

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上段の黄色線が損益分岐ラインを表してるたぬ。ローソク足は日足たぬ。

 

 

同じく、Bitfinexで見ると、こちらでは実体割れはほとんどなく、ヒゲばかりたぬ。

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・・・これらを見ると、連続して割り込み続けているのは、ヒゲを含めてもせいぜい数日程度ってことたぬ。

 

COINBASEとBitfinexとを使って確認したのは、製作者のTainokoさんによる以下のツイートを参考にしたからたぬ。

 

 

なお割り込んでる部分は、それぞれ注目すべき点が異なるってことは、PART2でお話したのでそっち見てねたぬ。

tanubit.hatenablog.com

 

そんなわけで、仮に損益分岐ラインを割っても、そして割った後にさらに下がったとしても、ずっと損益分岐ライン割れしてるような例は過去にはほとんどないと思うたぬ。

 

 

・・・「過去には」、たぬ。

 

 

じゃ、いまの様子を見て見るたぬ。

 

19年12月8日現在の様子は?

まずCOINBASE。

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日足で見ると、一瞬上抜けしそうだったぬけども、もう2週間以上実体で割り込んでいるたぬ。

 

 

じゃ比較的サポートされてる様子が見やすいBitfinexではどうかっていうと・・・

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1日だけ実体で上抜けているように見えるたぬけど、基本的に実体では割り込みっぱなしたぬ。

 

 

このように、取引所を変えて確認しても、どうも過去類例を見ないレベルで、損益分岐ラインを割り込み続けていると判断しても良さそうたぬ。

 

 

これは何を意味するのか?

ここから先が確信を持てずにいるパートたぬ。だから読む方は、懐疑心を持って読んで欲しいたぬ。

 

① 損益分岐ラインでロールリバーサル?

ひとつ思ったのは、どうも本来サポートとして機能すると期待される損益分岐ラインが、ロールリバーサルしてレジスタンスと化しているみたく見えるってことたぬ。

 

その考えは日に日に強められていったぬき。

 

 

 

 

 

② じゃなぜそんなことになるのか?

常識的に考えたら、「そんなバカな!」という気持ちがするたぬ。

だって損益分岐ラインというのは、それを下回ればマイナーが赤字営業になってしまうっていう予想のラインたぬ。

 

つまりそれは、原価割れするのはどこかということを示しているわけたぬ。

その意味で、損益分岐ラインからの分析は、テクニカル的なサポートラインというよりむしろファンダメンタル的な観点からの分析たぬ。

だから、そんな損益分岐ラインがロールリバーサルするとかいうのはナンセンスな感じがするわけたぬ。

 

でも、やっぱりチャートを見ると、どうも損益分岐ラインで蓋をされたみたいに価格が落とされているのも事実だし、その状態がもう半月以上続いている。

これは「非常識だ!」ということで無視できるようなことじゃないたぬ。

 

 

そんなわけで、じゃなんでそんなことになっているか、もう少し細かく考えて見る必要がありそうたぬ。

 

 

そこで、損益分岐ラインと、それを割り込んだ後の価格帯別出来高(VPVR)との比較をすると、興味深いことが見えてきたぬき。 

 

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上段の赤いラインが出来高の最も大きい価格帯、黄色が損益分岐ラインたぬ。

これを見ると、損益分岐ラインと出来高の最も大きい価格帯がほぼ一致しているたぬ。

 

 

 

 

・・・つまりどういうことか。

損益分岐ライン付近に来たら急激に売り込まれているんではなかろーか。

 

 

そうだとすると、「損益分岐ラインがロールリバーサル」はあながちナンセンスでもないと思われるたぬ。

だって実際にその価格帯で強烈に売り込まれているにだから、そりゃ価格は上がらない=レジスタンスされるたぬ。

 

 

もうひとつの解釈

もうひとつ現状について考えられる可能性は、マイナー損益分岐ラインは実はこんなに高くないのかもしれない、ということたぬ。

 

正直にいうたぬけども、環は技術的なことはあまりよくわかっていないたぬ。

だから具体的に計算してみせろとか言われもできんたぬけど、どうやら損益分岐点の正確な予想というのは、かなり大変なことらしいたぬ。

 

つまり、現状起きてることの解釈として、「本当はまだ損益分岐点を割れておらず、マイナーは赤字ではない。レジスタンスや出来高は偶然の一致だ」というふうに考える余地もありえなくはないたぬ。

 

 

まとめ。結局どうなのよ

以上、損益分岐ラインを破り続けている現状について、二つの解釈をお話したぬき。

それらはつまり・・・

 

  • 解釈A 損益分岐点予想は正しいと仮定→現状ロールリバーサールしている?
  • 解釈B 損益分岐点予想は困難だ→現状価格と損益分岐ラインは無関係。偶然の一致。

 

・・・このどっちが正しいかはわからんたぬ。どっちも間違っている可能性すらあるたぬ。

 

ただ、環自身はこの二つの解釈それぞれについて、今後の予想のヒントとして活かせないかな〜と思って注視しているたぬ。

 

その後の見解

・・・という記事を2019年末に書いてあったことに今気がついた次第です。21年3月末です。

 

これはう〜ん。

まあ、ちょっとした黒歴史だな!

 

 

・・・多分当時の環は、マイナーの損益分岐点がどこか、勘違いしてたんじゃないかと思いますたぬ。

 

マイニング機材によって分岐点が異なるんですが、この時使ってたインジゲーターでは一個しか出てませんね。

つまり、それが旧式(化しつつある)マイニング機材だったんじゃないかと思われます。

 

新しい、コストの安い機材使えばマイナーは黒字だったと思われようよ。

 

それでも、全員が全員すぐに新しい機材に乗り換えるわけでもなかろうよですので、全く無意味なこと考えていたとも言い切れまいて。

 

いずれにしましても、もう少し細かい分析ができたんではないかという風に振り返っている次第です。候。